これなら簡単! DIYで壁一面を天然木の壁にする方法
部屋をぐるりと見渡して、同じ色の壁が取り囲んでいる、というのは普通です。一般的には白色の壁が多いと思います。白一色で壁を統一するとシンプルで清潔感があっていろんなインテリアをコーディネートできますよね。その一方で、味気ないという印象もありますし、最初に書いたよう”普通”の見た目になってしまうのも事実です。
だからといって、部屋の壁の色を変えるというのはなかなか勇気のいることです。ペンキを塗って、色を間違えて意図していなかった印象になってしまうと取り返しのつかないことになってしまいます。もともと壁が壁紙であれば、壁紙を張り替えるのも一つの手ですが、業者に頼んでこれまでと違う雰囲気の壁紙を張るのもなんか違います。うん、壁紙じゃないものがいい。
我が家は、もともと事務所として使われていた建物を自宅にしていて、クリーム色の壁紙が壁天井に貼ってありました。築20年ほどですし、たぶんタバコとかもパカパカ吸っていたのでしょう。若干グレーというか、とにかく汚ないという印象でした。ここに住むにあたり、壁を変えるというのは優先的に取り組むべき事項だったのです。この写真は、2011年夏に引っ越してきた当初のもの。まだ荷物が散乱していて”とりあえず住んでいた”時のものです。壁はもちろん、床や天井、照明もまだ何もしていません。
木の板を釘で打ち付けるだけ
中央になぜか大きな窓があるもののリビングのメインの壁となるこの大きな壁はちょっとインパクトがある壁にしたいなと思い、いっそのこと木を一面に打ち付けてしまえばいいのではないか!と思いつきました。材料は知り合いの製材所からいただいた杉やヒノキの端材があり、厚みはバラバラでしたが、そのままのバラバラほうが表情がでるので、厚みを揃えることはしませんでした。とにかくひたすら釘で木の板を打ち付けていくだけ。床と違って常に触れるものでもないので、塗装もとくにすることなく、無垢のままです。
打ち付ける釘は頭が平のものでなく、丸頭のタイプのほうがおしゃれだと思います。
出来上がった壁は木一色!この壁にしてから5年ほどたって紫外線による日焼けもあり、ぐっと色が濃くなってきています。周りの壁は、白の漆喰を壁紙の上から塗ったので真っ白なため、この壁が一層映えます。
実は、木視率といって、視界に入る木材の割合が40%を超えると人はとても落ち着くといわれています。話それますが、東海地方で有名なコメダ珈琲は木視率40%を基準として店内を設計しているから非常に支持されるんですね。というわけで、木の壁ってほんといいんです。

賃貸など釘を直接打てなくても大丈夫!
賃貸にお住まいの方は、このように直接壁に釘は打てないですよね。
でも大丈夫です。世の中には便利な道具があります。
まず紹介したいのは、アジャスターボルトを使ったやりかたです。その方法はこちらの記事で説明していますので、ぜひ見てみてください。アジャスターボルトで角材を壁面に突っ張らせて固定し、その上から木の板を打ち付けていけばOKです。

他には、ホームセンターで気軽に買えるツーバーフォー材を使うディアウォールという便利グッズもあります。仕組みは同じで、床天井で突っ張らせて使うものになります。



ほかにもいろいろありますよ
おしゃれな部屋にはごろごろできる気持ちいい床をDIYで実現する。
無垢のヒノキのフローリングをDIYで。
これなら簡単!DIYでテーブル・作業台をちゃちゃっと作りました。
写真をフォトフレームに入れて壁に飾る
オシャレな暮らしのヒントならまずはココ!Remodelista