みなさん、こんにちは。
今回は、オリジナルでワークエプロンを作ったので、紹介させてください。
目次
ずっと悩まされてきたポケットの木くず問題
木工を始めて10年以上。ずっと困っていたのが、ズボンやジャケットのポケットにいつも細かい木くずが入り込んで、しかもそれがなかなか取れないことです。ポケットを裏返して払おうとしても、必ずしもきれいに木くずやごみを取り除くことはできません。ましてや白いシャツのポケットに入った木くずは、そのまま洗濯してしまうと木の色がシャツに移ることもあって、困っていました。
たかが木くず、たかがゴミ。
しかし、ポケットに手を入れた時のあのじゃりっとする感覚がいつも気になっていました。
ワークエプロンで解決しきれない理由が
それを何とかできないかな、と思ってまず思い浮かぶのは、エプロンを身につけること。そうすればシャツやズボンのポケットには入らなくなります。
でも市販のワークエプロンって、ポケットがあっぱっぱーだから、結局そこには木くずとか入っちゃいます。しかも無駄なポケットも多い。せっかくなら、常に持ち歩く150mmの定規、ノギス、スコヤなどをスマートに持ち運びたい。でもそれに適した収納ポケットがあるものなんてそうそうない。
かたやポケットも少ないシンプルなエプロンを選ぶと、オシャレさがゼロ。
自分で作るしかない!
もちろん、わがままだと思ってます。わがままだと思ってますが、やはり妥協できない。
だったら、自分で作ってしまおうか。
こだわりのポイントに一切妥協しない、理想のワークエプロンを。
ということで、まずはいつもお世話になっているデザイナーさんに「オリジナルでエプロン作ってみたいんですけど~」とコンタクトをとったのが3年前。
そこから上がってきたデザインをベースに、あーでもない、こーでもないといろいろ考え、試作に入っていきます。
上がってきた試作をもとに、またあーでもない、こーでもないと改善点を出して、再度試作。
試作が上がってくると着用しながらそれぞれのポイントを吟味して、また改善点を整理、そして試作。
こんなことを5回ほど繰り返し、やっと完成しました。
誕生!ガバットワークエプロン
完成したエプロンがこちらです。
以下、こだわったポイントです。
特徴1:実用新案登録!ガバッと底が開くポケット
とにかく一番の特徴がこれ!
フラップをつけた大きなポケットなので、たいていのごみは入らなくなってますが、もしもポケットにゴミがたまっても、底がガバッと開くので、ゴミを取り除くことができます。
しかも実用新案登録しました!
特徴2:ツールをスマートに携帯できる数々の収納
そして収納にもこだわりました。
胸部分には、右利き、左利きでも使いやすい、鉛筆・定規ホルダーをつけました。
ハンマーループには様々なツールをひっかけて携帯できます。
コンベックスホルダーも対応しています。
もちろん手ぬぐいもかけられます。しかも体の側面に来るので作業の邪魔になりません。
長細いツールって持ち運びにくいですよね。でもこの長尺ツールホルダーはそういったツールをスマートに持ち運ぶことができて、しかも腰を曲げても干渉しない位置に配置しています。
さらにこのポケット上下に分かれていて、ゴミがここに入ってしまっても取り除くことができるようになっています。
特徴3:妥協しない作業性と着心地
いくら機能的でも着心地が悪ければ意味がありません。
その点、とても重要なのが股割れしているかどうか。この股割れについても何パターンも試して最適な形状と寸法に納められました。
しゃがんでも、ツール類が邪魔にならず、そして股割れしているから動きやすい。
さらに6cmもある幅広の肩紐と背中のクロスホルダー。これによって肩紐がずれ落ちにくく、フィット感が増します!
特徴4:こだわりの生地と縫製
レザー部分には、東レが開発したUltrasuede®Nuという高感度・高機能スエード調人工皮革を使用しています。天然の皮よりも軽いし、耐久性が高く、しかも洗えるという素晴らしい生地です。
メインの生地はポリエステル65%と綿35%の混合生地ですが、これが木くずなど払いやすいんです。
縫製もメイドインジャパンのクオリティです。アパレルのまち岐阜市の老舗縫製企業サンエース株式会社に縫製をお願いしました。
Youtubeでもこだわりポイントを解説しています!
ツバキラボのYoutubeチャンネルでも紹介してます。ツバキラボスタッフのくぼっちもノリノリですね。
とにかくこだわり抜いたワークエプロンは7月18日にマクアケにて先行販売中!
このワークエプロン、クアケにて先行販売中です。もちろん、マクアケ特別価格で販売します!