僕は自分でも猫背だと思います。子どものころから親に「姿勢を正しなさい」「背筋を伸ばしなさい」とさんざん言われ続け、自分でも意識して直そうとした時期もあったけど、結局直りませんでした。
アラフォーになり、毎年のようにぎっくり腰に苦しむようになり(笑)、やはり普段の姿勢の重要さを痛感しているわけですが、子どもたちには自然と良い姿勢を保ってほしいと願っています。ただ、以前の床生活では、どうしても猫背になりやすいんじゃないかということで、前回のブログでも書いた通り、下の子が小学校に入学するタイミングでテーブル・椅子生活に切り替えました。
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目次
子どもが小学校にあがったので、床生活から、テーブル・椅子生活に変えました。
みなさん、こんにちは。今日は我が家の生活が床生活から椅子・テーブル生活にガラリと変わったお話です。 我が家はもともと事務 ...
テーブル・椅子生活に切り替えることを検討し始めたのはその3,4か月前なのですが、では椅子をどうしようか、とまた新たな悩みが。テーブルは自分でつくる。椅子については、僕たち大人は10年ほど前に自分でつくった椅子があるからいいですが、子どもたちは同じ椅子ではそもそも体格が合わない。ちゃんと子どもたちに合う椅子を与えないと姿勢が悪くなってしまう、ということで、今回アップライトチェアという椅子を導入いたしました。
それを実際2か月ほど使ってみてのレビューを書きたいと思います。
アップライトチェアは姿勢を守る椅子
アップライトチェアは、豊橋木工株式会社という家具メーカー(通称:トヨモク)が作っている椅子で、とことん子どもたちの正しい姿勢にこだわった椅子です。トヨモクのアップライトチェアのウェブサイトに行くと、トップ画像に「子どもたちの姿勢を守る椅子」とドーンと掲げられており、熱い思いが伝わってきます。
特にこちらのページは、なぜ姿勢が崩れるのか、なぜアップライトチェアだと姿勢を正しく保てるようになるのかなど詳細に記載されていて安心感を覚えます。
大人まで使えるデザイン・設計と18年の製品保証
アップライトチェアは、子どもが小さいときから大人になるまでずっと使えるように設計されています。良い姿勢を保つには体に合わせた背もたれ、座面、床の関係が重要らしいのですが、アップライトチェアでは、成長過程でそのバランスが最適に保てるように細かく調整ができます。
しかもその調整というのもまったく難しくなく、テーブルの高さに合わせて座面高を合わせて、そこからぴったりと足がつくように足台を合わせます。これが工具なしでできるわけです。
正直、子どもが大きくなっても使いたがるデザインかどうかといわれると、意見は分かれると思いますが、個人的にはこれはこれでいいのではないかと。今はリビング学習として、食事の時のダイニングチェアとして使っているわけだけど、大人並みに体が大きくなって、アップライトチェアに座るのを嫌がったら、座りごこちが良い大人向けの椅子に変えればいいと思っています。アップライトチェアは自分の部屋の勉強机の椅子として使えるので。
リビング学習でも食事でも、何をするにもこの椅子に座っているという今の時期だけはアップライトチェアでいこうと思います。
少し話がそれましたが、このアップライトチェアですごいのは18年保証がついているということです。18年間、なにかあれば無償で対応してくれるということですが、ものづくりしている身からするとすごいとしか言いようがありません。それだけの自信があるプロダクトなんでしょう。
アップライトチェアが届いたよ
発注してから届くまで、おおよそ3か月ほどです。届いた箱は子どもからしたらとても大きなものなので、大興奮です。
アップライトチェアは座面のカラーバリエーションがとても豊富で、自分の色を選ぶことができます。長男は赤、次男は黄色を選択しました。
良い姿勢を保つ3次元曲面の広い背もたれ
このアップライトチェアの特徴の一つが3次元曲面の広い背もたれです。背骨のS字カーブをしっかり支え、さらに広い面積で背中を支えてくれるので、とても気持ちのよい座りごこちです。これは大人が試しに座ってみてもすぐにわかります。僕は仕事用にアーロンチェアを使用していますが、腰から背中にかけてサポート具合は同じように感じます。
簡単に調整できる座面と足台
上でも工具なしで調整可能、と書きましたが、いざやってみると本当に簡単。10分もかかりませんでした。
フレームに刻まれた溝に合わせてあとはノブをしっかり締めるだけ。めちゃめちゃ簡単です。合わせ方も説明書のイラストを見れば一目瞭然。肘を90度に曲げた時に手がテーブルの天板の高さになるように座面を合わせ、あとは座ったときに足台にしっかり足を下せて踏ん張りがきくこと。アーロンチェアでも足の裏が床に対して踏ん張りがきく高さにすることが大事なのですが、まさに同じです。踏ん張りがきくことというのは、良い姿勢を保つためにとても重要な要素なんですね。
正しい姿勢になる、けど親のサポートも必要
使い始めて2か月。まだ子どもの姿勢がよくなった、というには早すぎます。が、椅子に正しく座ると背筋が伸びることは子どもたちも実感しています。
時折、椅子に浅く座ることがあるので、深くすわろうね、と声をかけています。
なぜ浅く座ってしまうのか考えてみると、最初座るためにはテーブルと距離をあけないと座れません。ですので、座るときに、少しテーブルから椅子を遠ざけます。しかし、いざ座ってしまうと、逆に椅子を前にずらすことができないのです。足は足台の上ですし、そもそも椅子自体もがっしりと重いので、子どもの力では座りながら椅子をずらすということはできません。なので、勉強や食事をしようとするとテーブルと距離があるので結果浅く座ってしまう、ということのようです。
ここは子どもが座った後に大人が前に少しずらしてあげるようにしなければいけないな、と思います。
おなかが触れるくらいに近づけるのがコツ
こちらのページには姿勢が正しくなるためのコツが記載されていますが、姿勢が正しくならない一番の原因が、上で書いたテーブルと椅子の距離があいてしまっていることのようです。そしてやはり子どもがアップライトチェアに座った後に、お腹がテーブルに触れるぐらいまで椅子を押してあげることを推奨しています。
姿勢を正しく保つ、最善の選択
アップライトチェアを購入して2か月ほどですので、ひとまずのファーストレビューです。うたわれている性能については嘘はなく、素晴らしい椅子だと感じています。満足しています。僕が子供の時に子の椅子で生活していたら、猫背にならなかったかも!
でも、上で書いたようにちょっと親がサポートすべきところもあるかなぁ、と感じています。
どちらにせよ、長く付き合っていくことになる椅子ですので、上手に使っていきたいと思います。
低いテーブルをお使いの人はロータイプを購入しましょう
僕は最初、通常タイプを買ってしまいましたが、実は我が家のテーブルは高さ66cmと少し低めなんですね。注文後に、ロータイプが売られていることを知り、すぐに交換を申し出たので何とか事なきを得ました。
もし、低いテーブル(高さ60cm~66cm)をお使いの場合は、ロータイプを買うようにしましょう。
ちなみに、僕はこちらのお店から購入しました。アップライトチェアの特徴を動画解説で見れるのでお勧めです^^