トイレが設置され、ホッと一息ついているわけですが、まだまだ作業は続きます。設置されたといっても、細かいところは後回しにしていたので、さまざまなところのコーキングや壁のパネル材の縁にヒノキの薄い板を取り付けたり、男子便所の上部に山桜の角材を取り付けたり。
以前はこれ。
少し手を加えて、こんな感じ。
少しメリハリついたかな。
とりあえず、10月のおんぱくまでには、人様に使っていただける状態まで持って行きます。
地域の材料を使うということ
さて、今回のリノベーションでこだわっているのは、地域の材料を使うということです。そもそも振り返ると、僕が木工という仕事を志した時に決めたのは、あまりにグローバルな大量生産の世界を見た反動もあって、地域の材料を使い、地域のために仕事をする、ということでした。その思いを大事にしながらこれまでやってきましたが、今回の件でも、安価な建築資材ではなく、多少高くついても岐阜県の木材を使っています。
もう見えなくなってしまいましたが、桁や柱もすべて岐阜県産材の杉です。最終的には杉のフローリングにしますが、それももちろん岐阜県の杉。
上に書いたヒノキの縁の材も美濃市のヒノキ。トイレの上部に取り付けた山桜の角材は、自宅から車で5分のところにある山の砂防工事で切り出された桜の木を引き取って工房で寝かしてあったものです。ここで使われるとは思ってもいませんでしたが、まさしく地産地消。
前回の記事で掲載した洗面台の写真。この山桜の板も飛騨の山からきたものです。
地域と言っても、もちろんばらつきはあります。ほんとに近所のものもあれば、岐阜県産というくくりのものもあります。でもどこかの国からやってきた材料を使うよりは、なるべくつながりが持てるところから調達するほうがいいですよね。
さて、トイレ空間も大詰め。扉も近いうちに取り付けられる予定です。楽しみに楽しみ^^
セルフリノベーション:ひたすら壁を作ってます。
セルフリノベーション②:天井の塗装
セルフリノベーション③:壁の施工
セルフリノベーション④: いざペンキ塗り大会!
セルフリノベーション⑤:ついに、ついに、トイレが設置された
セルフリノベーション⑥:可能な限り地域の材料を使う
セルフリノベーション⑦: やっとフローリングに着手!調整くさびを使って根太のレベル調整をやりました。
セルフリノベーション⑧: 窓枠を作ってます。
セルフリノベーション⑨: スポットライト照明がつきました。SHINE HAIのLEDは意外といけます。
セルフリノベーション⑩: 杉の無垢フローリングを貼ってます。
セルフリノベーション⑪: 杉の無垢フローリングが完成しました!!