
みなさん、木の器ってすきですか?
木製の食器といえば、お味噌汁とか入れるような汁椀なら持っている方も多いかと思います。でもそれ以外ではどうでしょうか?パン皿やカレー皿やもっとおおきなサラダボウルとか。
我が家はもちろん陶器のものも使ってますが、圧倒的に木の器のほうが多いです。自分でつくれるから。木工旋盤という機械があって、その技術をもっているので自分でお皿でもお椀でもボウルでもコップでも作れます。
じゃあ、これって特別な技術かっていえば、僕だって前はできなかったけど、練習してできるようになりました。そう、誰だってできるんです。
場所があって、機械や設備があって、技術があれば。
見渡せばたくさんある木。街路樹だって公園の木だってみんな木で、しかも毎年毎年ある程度の量は伐採されています。そういったまちの木を自分の暮らしに取り入れていきましょうよ。
今、美濃加茂市では、里山の木を使って自分たちの食事で使う食器を自分たちでつくろう、というプロジェクトを始めています。一番上に掲載した写真は先日のワークショップで地域のおじいちゃんやおじちゃんたちが作ったお椀です。写真の左のような木の塊を削って、だいたい4時間で右のような形のお椀が出来上がりました。すごいでしょ!自分たちの地域にある木ですよ。
こういうものづくりが当たり前に日常にあること。それが理想です。自分ですべてをそろえて、技術を習って身に着けるのは大変ですけど、場所があって、設備がそろってて、教えてくれる人がいれば、短時間でできるんです。
僕は木のものづくりを教えることができます。そういうのをもっともっと広めていきたいと思っています。だから木の器作ってみたい人、待っててくださいね。
追記:2017年 木工と木工旋盤のシェア工房「ツバキラボ」をオープンしました

2017年7月に岐阜県岐阜市にて木工と木工旋盤のシェア工房「ツバキラボ」をオープンしました。
https://tsubakilab.jp/
自分の暮らしを自分でつくる。
そのために、必要な暮らしの道具は自分でつくる。
それも地域の材料を使って。
そんな思いをそのままに、本格的な木工設備をみんなでシェアしながら、みんなでものづくりの楽しさを共有していこうという工房です。

ここでは、木工や木工旋盤の教室としても機能しており、まったくの初心者でもレッスンを受講すれば基礎が身につくようになっています。その上で工房の設備を利用できるようになります。
若い人から年配の方まで、男性女性問わず、モノづくりをしたいという方が通っていただいています。
もし、木の器作りに興味がある方は、ぜひツバキラボのウェブサイトをチェックしてみてください!
https://tsubakilab.jp/
追記:2020.04 木工旋盤の専門メディア「ターニング トーク」を作りました!
国内で若い世代からシルバー世代まで愛好家が増えている木工旋盤ですが、日本で木工旋盤を紹介する専門メディア(ウェブサイト)がありませんでした。ですので、作りました!この記事を読んでいただくのももちろんいいですが、ぜひ専門メディア「ターニング トーク」をチェックしてみてください。初心者にとって必要な情報から、道具や技術上達に参考になる情報、海外の最新情報などを紹介していきます。
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はじめて木工旋盤を体験
工房では、日々の商品の製作実習に加え、週1で夜に講座があります。初級は週2で座学と実技があったのですが、中級からは実技だけになりました。 5月は木工旋盤を習いました。 最初は慣れるために、角棒から円柱にし、そこから小さなコマを作るということでしたが、なんとなくスライムを作りました(笑) (↓5/18のブログにのってるやつ) そこで、先週からお皿を作ったりしはじめましたが、やっぱりそう簡単にはいきませんよね。刃物の角度、当てかた、刃物の動かし方、一つ違うだけで汚くなったり、下手すれば、ガッと刃先を持っていか ...
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「木工旋盤(ウッドターニング)の始め方」と「おすすめの木工旋盤」の紹介!教室を運営する僕がタイプ別にまとめてみました。
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