さて、長良川おんぱくに出しているプログラム「長良杉でつくる本格木組みのおもちゃ箱」の第2回を10月31日(土)に開催しました。今回もとても楽しい回になり、すごく充実したワークショップになりました。
ということで、適度なレポート始まりまーす。
まずは、自己紹介とワークショップの狙い
前回同様、自己紹介タイムから始まります。
今回の参加者は、小さなお子さんを連れてのご家族での参加が2組、小さなお子さんはあえて旦那に託してきた奥様とそのお母さまでした。みなさん子育て世代ということもあり、とても和やかな雰囲気でスタートできました。
今回のワークショップに参加した動機も、子どものためにということもありましたし、作ってみたい、という純粋な気持ちもあり、主催者側としてはとてもうれしい意見がたくさんでました。
僕は、このワークショップを始めるときに必ず「木工は特別なものですか?」という話から始めます。みんながつくる場所を得て、つくる方法を知り、頭の中にあるアイデアや想いを形にすることができたら、そんな素晴らしいことはありません。そのために、今はいろんな便利な道具もあります。場所を提供し、いろんな技術や道具を紹介することで、そういった木工をはじめとするものづくりの敷居を低くしたい、そういう思いでこのワークショップを実施している、という話をさせてもらいます。
参加者の中にはうんうん、と大きくうなずく方も見えて、とても励まされる瞬間です。
木目合わせは、いいパズル
さて、作業説明を一通りしてから、最初墨付けをします。微笑ましすぎます。
墨付けをする前にまずは、お配りした材料の木目合わせを行いました。これは一枚の板を箱にするため、ぐるりを木目がつながるように、材料を準備しています。配る際にはバラバラになっているので、それを合わせるところから始めるのです。
前回、終わってみて一番難しかったのは木目を合わせるところだった、という参加者の意見があり、しかも意外と時間がかかったので、今回は、木目はわかるように準備しておこうかと思ったのですが、逆にそれを楽しむところから始めてもいいかと思い、あえて、木目合わせの時間をとってみました。
4枚の板の順番をそろえるだけですが、裏表もあり、意外と合わない木目。一旦あっても、少しずらすとあれ?あれ?とわからなくなってしまう。案外こういうことで一枚一枚見て、ああだこうだいうことって大事なことかもしれません。自分がこれから加工する板にはどんな特徴があるのかここでわかりますし、相手を知ればより愛おしくなるわけです。
いろんな作業風景があって面白いんです。
さて、そこからは様々な加工を施し、組み立てていくわけですが、家族によってそのスタイルは様々です。
旦那さんが作る役割、奥様が子守や撮影係のところ。
奥様が作る役割で、旦那様が子守役というところ。
お母さまとその娘さんが時にはお互いを確認し、時には協力し、時には競ったりするところ。
いろんな作業風景が見れます。
親子で一緒にボンドを塗っています。
旦那様がテキパキ作業する姿を奥様がしっかりビデオに収めています。
奥様が楽しそうに作業する姿を、お子さんを抱きながらやさしく見守る旦那様。奥様楽しそう!
家族それぞれにいろんな姿がありますね。
黙々と作業できることにも価値がある
何かに没頭する時間ってすごく大事だと思うんですが、木工はそういう時間を持つのに最適なエンターテインメントだと思います。
今回のワークショップでは、簡単な体験というよりは、ガッツリものをつくることを重視していますので、一般の方には普通だったらやらせないことも、実施してもらいます。(もちろん安全についての説明、また実際の作業にはしっかりサポートをします。)普段やらないことをやると疲れることはあるんですが、新鮮さもあってみなさん夢中になってやっていました。
ですが、時折笑いもおこるのも和やかな証拠ですね。
無事完成しました!
そして今回もみなさん無事完成しました!いい笑顔~~
あかちゃんもバッチシ箱の中に納まってます!
みなさん、ありがとうございました!そして、お疲れ様でした~
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