一言で木工といってもとてもさまざまな分野があります。その中でも一番一般の人になじみがあるのが、糸鋸盤ではないでしょうか?小学校での図工の時間に木のパズルを作ったという人も多いかと思います。
そんな糸鋸盤ですが、これまで自宅工房にはありませんでした。数年前から一台ほしいなぁと思ってきた機械です。買うにあたってさまざまなメーカーを検討してきたわけですが、家から近いところに国内メーカーの老舗である旭工機があり、そこで体験工房が行われていることを知り、まずはそこで実際に触ってみよう、と思い子どもを連れていってきました。(ちなみに勤務先で使っているのは旭工機のものなのでそういう安心感もあります)
目次
体験工房は毎月第2,4土日で工房が開かれている?
実は、旭工機の体験工房の情報がネットで探してもなかなか出てこない。旭工機のHPにもどこにも出ていないのです。僕は、昨年からこの体験工房に通っている学生から今度の土日にやってますよー、っと教えてもらったわけですが、時間を確かめたくて、ネットで探したわけですが、どこに情報が出ているのか??
で、やっと見つけたのが、旭工機直営ショップ「カメカランド」のFacebookページでした。このFacebookページに体験工房情報がアップされていました。もう少し見やすいところに情報を出せばいいのになぁ、と思いつつも、なんとか公式情報がみつかったのでよかったです。
旭工機株式会社直営=通販ショップ『カメカランド』Facebookページ
https://www.facebook.com/kamekaland/?fref=ts
Facebookページをチェックしていれば、次いつ開催するか情報がアップされるはずです。
わかる範囲でまとめておくと、
カメカランド オモシロ組み木体験教室
毎月第2,4 土日 9時~17時
オープン時間内であれば、作業時間のゆとりをもっていけばいいと思います。
(作業時間はだいたい1時間~2時間程度)参加費:900円 (春日井市民はクーポンをゲットしておくと200円OFF)
材料費こみ
工場内の事務所風の建物に可愛い木組みおもちゃがいっぱい
この体験工房は、愛知県春日井市の旭工機の工場敷地内にあります。一見昔ながらの事務所風の建物が工房になっているのですが、外観に似合わず窓際にはたくさんの可愛い木のおもちゃがずらり。
花壇にもかわいいうさぎさん。
昭和チックなレトロ文字で「旭工機株式会社」と書いてある扉を開けて中に入ると、
夢の世界のごとく木組みのおもちゃが溢れてます。
小黒三郎さんのデザインシートを使って木組みのおもちゃにチャレンジ
毎回季節にあったテーマがあるようですが、1月は干支やお雛様といったもののようです。今回は子供に選んでもらったのですが、馬になりました。これらのデザインシートは、木組みのおもちゃファンなら知らない人はいないくらいの著名な作家 小黒三郎さんのデザインです。小黒三郎さんのデザインを使って木組みのおもちゃを作れるなんてすごくいいです。
また、動物を切り抜くだけでなく、板からくりぬけばパズルになるし、底辺から切り抜いて、上部を三角に切れば家のようにも見せれます。デザインを考える際には、スタッフの亀山さんが丁寧に指導してくれますし、サンプルをたくさん見せてくれます。
そこで僕らが作ることにしたのは、これ。
朔汰が選んだ馬をベースに、家風にして屋根には月、ハート、馬もう一匹という盛りだくさんなもの。詰め込み過ぎですか?(笑) まぁ、やってみましょう^^
糸鋸操作は、丁寧にコツを教えてもらえます
木の板に、デザインシートをスプレー糊で貼り付け、糸鋸でカットしていくわけですが、まずは練習が必要です。工房内にずらりと並べられた糸鋸盤たち。ワクワクします。
僕は糸鋸は専門ではないので、これまでちゃんとした技術を教えてもらったことはないので、今回はとてもいい経験になりました。焦らず、刃に負担をかけることなく、刃物に切らせることを意識しながら、ゆっくり切ることを意識しました。すると、切断面はとてもきれいに仕上がることも実感できました。
朔汰は、少し怖がっていましたが、一緒に手を添えてやれば5歳の子どもでもできます。ただ、一人でやらせると、無理に押し進めて、バタついたりしたので、ちょっと練習は必要のようです。でも、話によると5歳児でも上手に使いこなす子もいるみたい。子どもは吸収が速いから、正しく教えれば可能性はどんどん広がるかな。
切り抜いたパーツに色を塗ります
着色もその場でできます。カラフルな可愛いパズルが工房内あちこちにあるので、参考になるいろもたくさん。色を混ぜて他の色を作ることもできるので、子どもでも楽しめると思います。
色は朔汰に決めてもらい2人で塗りました。
工房内の木のおもちゃで遊べます。
塗装まで終わるのに1時間半ぐらいかかっていたと思います。糸鋸作業は大半僕がやってしまったのですが、その間朔汰は飽きることもなく、遊んでいました。というのも工房内にはたくさんの木組みおもちゃがあるし、ひもを引っ張って遊ぶおもちゃもあるし、なんだかんだで楽しんでいたようです。ですので、子どもが糸鋸作業に食いつかなくても大丈夫だと思います。
小学生ぐらいになると糸鋸作業も難なく楽しめると思うんですけどね。
とても素敵なおもちゃができました。
というわけで、こんな素敵なものができました。岐阜からは下道で1時間半ほどかかりますが、その道中もドライブを楽しめたし、糸鋸作業も楽しめたし、なかなかよい時間を過ごすことができました。
この体験工房には、僕がいる間に、3組ほど人が来ていました。3人(小学生2人、幼児1人)のお子さんを連れたお母さん、60代くらいの夫婦2組。世代を超えて楽しめるのが糸鋸の木工作業なのかもしれませんね。お近くにいる人はぜひ行ってみてはいかがでしょうか?
ちなみに、この日1台糸鋸盤を注文しました。機械が来ましたら、改めてその使用感をレビューしたいと思います。
旭工機株式会社
愛知県春日井市庄名町字山之田1012
(0568)91-8321
http://www.asahikoki-kameka.co.jp/