前回9月末にトイレが完成し、その後はなかなか時間が取れずまったく進んでいなかった自宅工房のサロンスペース。年末になり、学校のほうの仕事など落ち着いてきたので、ずっしりと沈み込んでしまった重い腰を上げて、フローリング作業を始めることにしました。
今回もペンキ塗りの時同様、とても頼もしい学生たちに声をかけ、一緒に作業してもらいました。
根太の施工は調整くさびとつかボンドで
今回、フローリング施工をするにあたって根太を設置するのですが、使用したのは城東テクノという会社の「調整くさび」と「つかボンド」です。あまり知識のない僕に、今回の設計をしてくれた学生さんが「これ便利でつかえそうですよ~」と教えてくれたので、採用することに。くさび状になっている「調整くさび」をスライドさせることで高さを調整できる、そのまんまの商品です。それをつかボンドというボンドで固定していくわけですね。理屈はわかりますが、いかんせん初めてだったので、具体的にどうすればいいんだ?というところはやってみないとわかんない。ということでさっそく作業。
根太と調整くさびも等間隔に並べます。
作業前はこんな感じ。いらないものは運び出し、そして掃除機でしっかりゴミを吸い取りました。
そして、根太を等間隔に並べていきます。根太は45㎜ x 90mmの角材を利用。根太の間隔は設計図には455mm間隔になっていたので、それに従いました。そして調整くさびも455㎜間隔で。そしたら、こうなりました。
調整くさびは互い違いに向きを変えて設置するようです。
レベル調整はレーザー墨出し器をつかって
ここからレベル調整をやるのですが、まずはこのスペース内で床のレベルを確認していきます。垂直・水平レーザー墨出し器(レーザーレベル)で水平ラインを出し、各地点で床からレーザーラインまでの距離を見ていきます。距離が短いと床が高く、距離が長いと床が沈んでいることになります。図った結果中央部分が盛り上がっており、隅に行くほど沈んでいっているようでした。
盛り上がっているところがわかったら、そこを基準にして、周りの沈んでいるところを基準点と同じ高さになるように、調整くさびをスライドさせレベル調整をしていきます。今回は、基準点となった地点の根太の上部からレーザーラインまでが718㎜でしたので、ほかのところも718㎜になるように合わせました。
根太一本ずつ進めていきましたが、まずは両端の高さを合わせ、そして中間部分のくさびを合わせるという手順でやりました。レベル調整が終わればあとは調整くさびが置かれる箇所と木材が乗っかる調整くさびの上部につかボンドをたっぷり塗って、お互いを固定していきます。↓ちょっと写真ボケてます。。。
これを繰り返し、4人がかりで大体4時間ほどかけて作業が終わりました。
つかボンドは気温が低い冬は硬化までに3~4日かかるということなので、フローリング施工は4日後にすることにしています。フローリングができると一気に部屋らしくなりますよね。楽しみです。
セルフリノベーション:ひたすら壁を作ってます。
セルフリノベーション②:天井の塗装
セルフリノベーション③:壁の施工
セルフリノベーション④: いざペンキ塗り大会!
セルフリノベーション⑤:ついに、ついに、トイレが設置された
セルフリノベーション⑥:可能な限り地域の材料を使う
セルフリノベーション⑦: やっとフローリングに着手!調整くさびを使って根太のレベル調整をやりました。
セルフリノベーション⑧: 窓枠を作ってます。
セルフリノベーション⑨: スポットライト照明がつきました。SHINE HAIのLEDは意外といけます。
セルフリノベーション⑩: 杉の無垢フローリングを貼ってます。
セルフリノベーション⑪: 杉の無垢フローリングが完成しました!!