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こんな小さくて緻密なパーツをルーターマシンで?!~丹野則雄さんのルーター講習会に参加してきました。その2~

丹野則雄 ルーター講習会

というわけで、前半のスライドショーが終わり、第2部のルーターでのパーツ制作の実演に移るのですが、その間の休憩時間も丹野さんの作品を前にして、参加者から次から次へと質問が飛びます。そして丹野さんもお話するのが好きなので、止まらない。。。(笑)なかなか作業場へ移動しません。。。結局休憩時間を15分ほどオーバーして第2部へ。

場所は、作業場へ移り、ルーターマシンを操作して、持ってきていただいた制作冶具を使って、実際にパーツづくりを行いました。

丹野則雄 ルーター講習会

めちゃめちゃ小さいんです!パーツが!これをルーターマシンで、って!

でも、何が驚きかって、確かに一部ある意味テクニック的な部分はあったのですが、全般的に冶具であり、使っている道具、刃物であり、いたって普通なんです。別にものすごい考えられた仕組みの冶具があるわけでもなく、すごい形状をした特注の刃物があるわけでもなく、いたって普通なんです。

丹野さんいわく、「誰でもできる」と。

丹野則雄 ルーター講習会

でも、こういうことができるのは、機械を知っていて、材料を知っていて、作り方を知っていて、基本的な体の動かし方を知っているから。つまり正しい加工の仕方、工程の順番など、しっかり考えられているから可能なんです。いかに基本が重要か、思い知らされました。そして、ボリュームをこなすこと、些細なことでもメモとして残すこと、それがとても大事だとおっしゃっていました。

たしかに丹野さんの作業メモ、一部を持ってきていただいてましたが、20年前のものもありました。文字や絵でたくさん描きこまれた紙切れ。その蓄積こそが今につながる道なんだと感じました。

僕自身、あれやこれや考えて、作業して、なんとかできた、で終わることがよくあって、それをどうやってやったか記録することができてないんですよね。やっぱりあとから同じようなことをやろうとすると、あれ、前はどうやってやったっけ?となってしまう。しっかり記録をとらないといけないな、といつも思うのにできていない。一日の作業を振り返る時間も仕事の一部として組み込まないとだめですね。

 

懇親会、そして食事会へ


丹野則雄 ルーター講習会

講習会が終わってからは、参加者同士の交流も深める目的で懇親会も開催されました。今まで面識のなかった方々ともお話できていい時間でした。また、その後は、残った人で食事会にも行き、さらに丹野さんや井崎さんらとお話をすることができました。

非常に充実した一日でした。

丹野さん、ホストをしていただいた井崎さんをはじめ塩津村のスタッフの方々、本当にありがとうございました。また今回の講習会をコーディネートしていただいた谷進一郎さん、ありがとうございました。

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