生き方

38歳になりました。人生は常にチャレンジなのだ。

2019年6月28日

ミャンマー バゴー

6月27日、38歳になりました。

10年前の今日のブログを見ると、なんとトヨタ自動車を辞めて高山へ引っ越したタイミングでした。全くの未知の新しい人生に突入したタイミングですね。

それから10年。道はうねうね曲がりながら、38の通過点。次の行く先も、3年後、5年後何をしているかわからない。そんな冒険の中です。

昨年の誕生日のブログに、再び海外志向が強くなってきている、ということを書き、本当に自身の原点でもあるミャンマーでの仕事が舞い込みました。これには僕自身びっくりしましたが、3月に10日間ほどミャンマーに行き、年内にもう一度行く予定です。これについては、またまとめて書きたいと思っています。

これからの1年は積極的に新しいことへの挑戦

最近、ほんとブログを書くことが少なくなりました。書きたいことはたくさんあります。でもそれ以上に時間を割くことがほかにあるので、なかなかブログに向かえないという状況です。

その1番おおきな部分を占めるのは、やはりツバキラボの経営です。今年の4月で2期目が終わり、5月から3期目に入っています。おかげさまで2期連続で黒字です。

ツバキラボの会員のみなさん、ほんとにいい方ばかりで、恵まれています。シェア工房をやってみてよかったな、と思います。始める前は、本当に大丈夫か?と心配の声や怪しむ声もたくさんありましたが、今のところ、成り立っています。会社としては、シェア工房だけではなく、制作の請負や地域材活用のコンサルティングなどもやって成り立たせているということになりますが。

とは言え、同じところにとどまっていることもできない性分で、世の中こういうことができたらいいのに、こんなのをもっと広めたいな、というものがいっぱいあって、その中でも自分が責任もってできそうなところから始めていこうと思っています。

最新技術で新しい木材の流通をつくりたい

現在、一番関心があるのは、木材の乾燥から流通のあたりです。自分の手でつくることに対して様々なハードルを下げて、ものづくりをもっと身近にしていこうという取り組みはシェア工房という仕組みで実現できました。

一方で地域の木材を使おうということについては、もっと難しい壁があります。様々プレイヤーがいますが、分断されており、情報が共有されず、また素材としての難しさもあり、ほかっておけばバキバキに割れてしまうし、腐ってしまうので、気軽に扱いにくいもの。

僕もほとんどは材料屋から乾燥済みの木材を購入してきています。そこは県産材という証明があるものを購入することで、地元のものを使うというスタンスをとっています。一方、個人的に持ち込まれた材料はうちで製材して乾燥させていますが、本当に難しい。ほとんどダメにする材料ばかり。うまく乾燥させることはできないのか?それができればもっと地域材の流通が変わるのに!

木は昔から人の暮らしのなかで身近な素材なのに、なぜこんなに難しいのか。。。

そのあたりについて、ずっと構想を膨らませてきました。

バイオ乾燥 ツバキラボ

そのための第一歩として、あるチャレンジを始めます。その工事も偶然にも誕生日の日に始まりました。とても楽しみです。

社員の幸せのため、とにかくホワイトな会社にしたい

今年の4月から新入社員として1名雇い入れました。自分の家族が増えたような気持ちです。本当に大事な大事なスタッフです。

先日、その子のお母さんにご挨拶に伺いました。一人息子ですし、こんな小さな砂粒みたいな会社に入って、さぞかし心配だろうと。ちゃんと顔を合わせてご挨拶させていただき、考え方などお話して、少しでも安心してもらえたらいいなという思いで伺いしました。

給料はまだ多くは払えませんが、最低限、残業はほぼなし、社会保障や健康診断などの体制は整えています。

また、ずっと経理などサポートしてくれてきたヨメに対しても給料をちゃんと支払うようにしました。ツバキラボという場所で、家族のようにお互い信頼して、互いに成長していける組織として作っていきたいと思います。

自分の役割をとらえて

今月初めに開催された木工家ウィークNAGOYAのフォーラムでは、ゲストの木彫家はしもとみおさんが、若い人たちへのメッセージとして次のようなことをおっしゃっていました。

成功したいなら、成功している人のところへ話を聞きに行きなさい

自分自身がこの言葉を学生の時に投げかけてもらっていたら、また違った人生を歩んでいたかもしれません。

逆に今、自分が若い人たちから話を聞いてみたいな、と思われるような存在になれるように頑張っていきたいと思います。

特に、木や木工などの分野はなかなか子どもたちのあこがれの職業になっていきません。でも、人として幸せに暮らすということを考えると、木と近い仕事は結構いい仕事です。だから、もっとたくさんの子どもたちがこういう仕事を知ってもらえるように取り組んでいきたいと思っています。

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