生き方

イケてる大人になりたければ秋元祥治著「20代に伝えたい50のこと」を読んで、とにかく、今すぐ始めるんだ!

2018年3月4日

秋元祥治 20代に伝えたい50のこと

久しぶりに自己啓発本を読みました。

20代に伝えたい50のこと

という本です。

なぜ20代でもない僕がこの本を読んだか、それは著者が岐阜出身の同世代のすごい人 秋元祥治さん(@akimoto_gifu)だからです。

秋元さんは、Twitterのプロフィールを借りると、NPO法人G-netの創業者(現在理事)で、OKa-Bizセンター長であり、慶応・早稲田大招聘研究員であり、内閣府地域活性化伝道師です。

そんな秋元さんが初めて出す本が「20代に伝えたい50のこと」。

秋元さんが20代の人たちにどんなことを伝えたいんだろう?と思い、発売日にぽちっとKindle購入しました。

すごく腑に落ちるアドバイスの数々

20代に伝えたい、とタイトルにあるように、この本には、こうしたほうがいいよ、という50のアドバイスが書かれています。それは、秋元さんが経験してきたあらゆることをぎゅっと凝縮して渾身の力で言葉にし、文章としてまとめられたもの。

そこにあるのは、圧倒的な経験値からくる説得力です。

正直、世の中にはたくさんの自己啓発本があります。最近ではホリエモンの「多動力」がベストセラーにもなっています。でもね、率直にこの本読んで比べると、同じ1400円出すんであれば断然に秋元さんの「20代に伝えたい50のこと」をお勧めします

秋元さんも本の終わりに、「自己啓発本は読んで満足してしまう」からあまり読んだことがない、「だからこそ、具体的にすぐ行動に活かしてもらえるように、意図して本書を書き進めてきた」と書いています。

つまり、これからは「こうあるべきだ」「こういうスキルが必要だ」と一方的に言い放つのではなく、「こういう風になるためにこういうところから始めようよ」という感じで、読み手の心に「ちょっとやってみようかな」っていう気持ちを抱かせるような本です。一つのステップが大きくなく、しかも詳しい。

自己成長のサイクル

少し本書からメッセージを抜粋してみます。

絶対解より納得解。 人生に正解はないのだから自分で決めて納得できるか。(位置: 291)

納得解を自身で選ぶには大事なポイントがあります。それは、たくさんの人に会い、多くの経験を重ねること(位置: 286)

成長するための近道は、目指すべき存在を明確にすること。つまり師匠やメンターと言える存在を身近に持つこと (位置: 849)

自身よりうまい人に出会った時に「すごい」という感想で終わらせないことの大事さ (位置: 1,036)

分解していくと、ただの「感想」から、自身の今日・明日からに活かせる「学び」に進化していく (位置: 1,078)

おおざっぱに大きく自分を成長させるプロセスをぼくなりに整理してみると、以下のような流れです。

「人生は自分のもの。自分で進むべき道を決めるべき、と理解する」
 ↓
「そのためには自分の中に基準となるモノサシが必要」
 ↓
「モノサシを持つためには、若いときに一流なものに触れ、たくさんの人に会い、経験を重ねること」
 ↓
「そのためには、とにかく動く、断らない」
 ↓
「そして目指すゴール(メンター)を定める」
 ↓
「メンターの一挙一動をとにかく真似る」
 ↓
「そして、感想を分解して、学びに進化させる」

本書には、メッセージ性のあるかっこいい言葉が並ぶだけでなく、秋元さん自身の経験とそれを踏まえた詳しい方法&アドバイスが、書かれているから納得できる。やってみようと思える内容です。

正直50もあると一つ一つを覚えるのは無理だし、すべてを実行に移すことなんてできません。でもできるところから始めればいい。考えている暇あるんだったらとにかくやってみればいい。そんなメッセージも大きな一つです。

30代でもぐさぐさ突き刺さる。

上でも書いた通り、圧倒的な経験値から導き出されるアドバイス。それぞれのアドバイスには裏付けとして様々なエピソードが紹介されていますが、単にその行動力と考察力に驚かされました。「わらしべ長者ランチの法則」とかやばいですね。超一級の成長法ですよ、これ。

そして、新しい視点も得られました。例えばこれ。

「友人の友人」にどう思われるかがブランドを作る

言われてみれば、そうだ~って。

僕もどちらかといえば、敷かれたレールからはみ出して生きてきた人間です。だから共感する部分は多いのですが、そもそもの秋元さんの行動力は桁違いでした。そして、若いときにメンターと言える人と出会えなかった(出会う努力をしなかった)ことを悔やみました。

高校生、大学生は必読でしょ!

思うのは、多くの高校生、大学生がこの本を読んでほしいということ。

こんなに丁寧に若い人たちにわかりやすい形でまとめた本はそうそうないでしょう。それは、普段大学などで若い人たちと接している秋元さんだからこそできる優しい声掛けのようなもの。本当におススメ。

この本を多くの若者が読めば、「自分の人生の経営者として自身で選択し決めていけばいい」という秋元さんの最初のアドバイスによって、自分が主体になって人生を楽しむ人が増えていくと思います。

と、ブログに書いても高校生、大学生には届かないので、なんとか届ける方法を考えようと思ったのでした。

そして、30代でも自分を変えたいと思っている人はぜひ読んでみるといいと思います。新しい気づきがいっぱいです。

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