ミャンマー

【ミャンマー 観光 2】凄まじいヤンゴンの発展ぶりの中に17年前の僕がいた痕跡を探した1日~その2

2014年12月26日

Myanmar Yangon

ミャンマーに留学していた時に通っていたDiplomatic Schoolをみた僕は、次に住んでいたアパートを見に行こうとしました。ミャンマー留学中に住んでいたところは3つあって、最初はホームステイ先で郊外の住宅街、次に家具屋がたくさんある通りでこれまた学校から離れたところにある初めて一人暮らしをしたアパート、そして最後に、学校から歩いていける距離にあるアパートでした。

この学校から歩いていける距離にある3つ目のアパートに行ってみることにしたのです。しかし、正確な場所は覚えてなく、だいたいこのあたりだろう、という憶測で歩き始めました。しかも当時は学校の裏から出入りしていたので、普通の道を通っていこうとするとちんぷんかんぷんです。

歩き始めてまず気づいたのが、お店の多さです。このあたりは当時安いアパートが立ち並んでぽつぽつと路上喫茶が点在しているだけでした。しかし、今やずらりとお店が並び、人通りが多く、余計僕の記憶を錯乱させます。




Myanmar Yangon

こっちだろうと歩いてみても、あっちだろうと歩いてみてもなかなかたどり着けません。そこで、当時週4ぐらいで通っていた大きな通り沿いにあるおいしいシャンカウスエ(シャン州の麺料理)のお店に行ってみることにしました。そこなら場所ははっきり覚えているからです。そこを起点にもう一度記憶を掘り起こそうとしました。

Myanmar Yangon

シャンカウスエのお店はやはりありませんでした。毎日行っているんじゃないかと思うくらい通っていたお店。ちょっと寂しい気持ちになりましたが、予期していたことでもあります。さぁ、もう一度ここから歩き始めます。

さすがに大きなバックパックとカメラバッグは僕の肩にその重みをこれでもかとズシズシのしかかってきます。あぁ、そろそろ休もうかなと思ったとき、見つけました!アパートからの景色を考えるとだいたいこの位置だろうなぁと見ていたら、面影のある中央の丸いデザイン、各部屋に並ぶ窓枠、ベランダの柵の形。これに間違いない!(下の写真 右手前のたてもの)

Myanmar Yangon

当時、周りにはお店は全くありませんでしたし、このアパートも完成したばかりのところに入居させてもらったので、当時は周りの古いアパートと違い一際目立つ淡いブルーのきれいなアパートでした。17年たち、形は同じでも、その時の長さをそのまま表した汚れをまとっていました。1階はお店になっていて小さな子供が店番をしていました。当時の僕を知る人はおらず、僕はただ一人、その姿を写真に納めるだけでした。ここに住んでたんだなぁ。6階まで細い階段、夜のシュエダゴンパゴダのライトアップを眺め、明かりの下で本を読んだベランダ。思い返せばいろいろ出てくる記憶。17年たった今、僕はこうやってこのアパートにたどり着けた。それだけで何か大きなものを勝ち取ったかのような気持ちになりました。

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