11月2日、地区の空手の大会がありました。空手を始めて丸2年たった長男。昨年のこの大会ではまだまだ白帯でしたが、今は5級で緑帯となりました。昨年は同じ階級での選手が少なく、まぐれで優勝しましたが、今年は選手のボリューム層も厚くなりました。
そんな空手の地区大会、長男は、初めから優勝を目標に練習を重ね、見事、組手優勝、型3位、団体型3位になりました。
しかも、選手宣誓という大役もやってのけました。
有言実行。
午前中の型のトーナメントでベスト4のところで敗北し、3位決定戦で勝ったわけですが、優勝目指していただけに本人も親もかなり悔しい思いをしました。
しかし、その悔しさをばねに午後の組手は優勝!
お見事。
ということですが、
そもそも、今回なぜ優勝にこだわったのか、自己固定感を育むために、成功体験を積み重ねるべき、という考えの元、書いておきたいと思います。
目次
事の発端は、ゲームソフト
事の発端は、僕の姉(長男のおば)が無断でSwitchのゲームソフトを長男にプレゼントしていたことに始まります。
以前同じように、姉が勝手にゲームソフトを買ってあげていたことがあって、その時は、見つけた時に一度没収していました。長男はまさか没収されるとは思っていなかったようで、ショックを受けていたようです。
今回も、長男は見つかったら没収されることがわかっていたので、自ら、「これ、没収だよね?」持ってきて、「空手の大会で優勝したら遊んでいい?」と条件を投げてきました。本当は型も組手も両方優勝を条件にしたかったですが(笑)、本人自ら目標を決めることが大事なので、ひとまず「大会で優勝」というところを目指すことになりました。
「自信を持つこと」を子どもに理解してもらうには
長男は、空手が得意という気持ちはあるようですが、大会が近づくにつれ、ちょっとしたスランプに陥っているような気もありました。
そんな練習のなか、先生が「自信をもってやりなさい」という話をされていた時がありました。
正直小学低学年の子どもに「自信を持ちなさい」といったところで、自信をどうやって持つのかわからないと思います。
その日の夜、長男にこういった話をしました。
こういった感じで、会話をしていたのですが、自信を持つを「自分を信じる」という言葉に置き換え、そのために何が必要かを考えてもらったら、自分で「練習を一杯やる」という答えを導き出しました。だったら、練習をいっぱいすればいいね、と。
選手宣誓が突然やってきた
大会の数日前の練習で、突然、長男が選手宣誓をやるという話が浮上しました。
本人は突然のことで、しかもよくわからない選手宣誓をやることになって、半ば泣いていました。
でも、最終的には、自分からやると決めて、練習をしていました。
チャレンジングな人生を生きるために
こうやって当日、選手宣誓もやり、試合でも最初に書いたような成績を納めました。
自分から目標を立てたこと、そしてそのために練習をしっかりしたこと、そして、あきらめず、最後は結果を出すこと。
これは、いろんなことにチャレンジするために、必要なことだと思います。
大げさかもしれませんが、人生は常にチャレンジの連続です。へこたれたり、あきらめたりすれば、すべてそこまでです。どんな偉人も失敗の連続でも何かを成し遂げるまであきらめなかったから大きなことを成すに至るわけです。
そのために必要なのは、成功体験の積み重ねだと思っています。
やらせるのではなく、自ら考え、動いたうえで、ちょっとした成功を体験する。そのプロセスを繰り返すことで、自己肯定感を育んでいく。
子育てに正解はないけれども、「成功体験の積み重ね」から「自己肯定感」を育む、というのは決して間違っていないと思います。
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