ブログ読者様の棚柱を使っての収納制作事例の紹介 4

当ブログで60万回以上読まれている棚柱を使った棚の作り方記事には、ホームセンターでは購入できない広葉樹の棚板を、希望の寸法（長さ、厚み、幅）でサンディングや塗装までしてお届けするサービスも紹介しています。

2019年に、ホエビソザクラの棚板を購入されたS様からお写真をいただきました。ブログで紹介してもよいとのことでしたので、早速紹介させていただきます！

S様、ありがとうございます！

本棚をつくりたい

一番最初に問い合わせをいただいた際、本棚をつくりたい、ということで6段2列で合計12枚の板をご要望でした。

今回、お急ぎだったようで、お電話もいただき、またやりとりをスムーズに行うためにFacebook Messengerを使って写真なども簡単に共有できるようにさせていただきました。

そして、希望する厚さが30mmとあり、ちょっと本棚にするには厚すぎるのではないかなと思いましたが、やりとりする中で、「こんな本棚がつくりたいんです」と作りたい本棚のイメージ写真を見させていただきました。

なるほど、かわいい。。。

最初希望されていたヤマザクラについては在庫がなく、材料屋に問い合わせてもすぐに入手できないということで、代わりにホエビソザクラを提案させていただきました。

「この板で棚板をつくらせていただきます」と材料の写真もお見せし、納得いただきました。

ホエビソザクラはヤマザクラよりも色が濃く、また黒い筋が多く入るのも特徴です。木になじみがない人が材料の写真を見てもあまりピンと来ないかもしれませんが、こうやって棚板になる前の板を見るというのも、いいのではないかなと思います。

設計・施工はプロに任せて

しかし、ここで難題が。

DIYで棚柱を使って本棚にチャレンジするという依頼主さん、マンションに設置する棚板ということで、棚柱を打ち付ける間柱がどうなっているのかご自身で下地センサーをつかって調べてみたものの、どうもわからない。

そこでプロの大工さんに相談したところ、間柱は木ではなく軽金だったようで、強度が出せないため、素人がDIYでこのサイズの本棚を作るのは難しいとアドバイスされ、ご自身で施工するのを断念されました。

逆にそのおかげで、強度も詳細の寸法も合わせてしっかり設計してもらえたようです。一番最初の問い合わせからサイズは少し変更され、そして板の枚数も12枚から10枚に変わりました。

ホエビソザクラの棚板

今回使わせていただいたホエビソザクラは、僕自身とても気に入っている樹種です。ヤマザクラと違いより色に深みがあるので、経年変化も美しい。

そのホエビソザクラを依頼された寸法に切り出し、面取りをして、そしてしっかり磨き上げる。通常の家具を作るときと同様の工程で棚板を仕上げますので、すべすべで結構いい感じに仕上がります。

そしたらうれしいことに、施工された大工さんが

と言って、何度も触っていた、とのこと。ご依頼主さんが喜んでもらえるのはもちろんうれしいことですが、プロの大工さんも認めてくださったということで、とてもうれしく思います。

そして完成したたくさんの絵本がならべられる本棚

そして完成した本棚のお写真をいただいたわけですが、たくさんの絵本が並べられる立派な棚ができました。モビールや木のおもちゃもたくさんみえます。愛情たっぷりのお部屋ですね。

じっくりと、そして間違いのないようにわからないところはプロに聞きながらしっかり計画を立ててできた棚。そこにかける思いをやり取りしながら感じさせていただきました。ここで育つお子さんは幸せですね。

S様、この度はありがとうございました！！

棚づくりでお聞きしたいことがあれば、気兼ねなく連絡ください。

板の注文以外でも、DIYでの棚づくりの問い合わせを多くいただいています。技術的なこともメーカーの公表している情報をもとにお答えさせていただいています。（ただし、わからないことはわからないと言っていますが。）もし棚づくり挑戦してみたいけどわからないことがある方は、気兼ねなくお問い合わせください。

また、棚板も、寸法、コーナーカット、面取りの仕方、耳付きなど様々なご要望にお応えできますので、ぜひ＾＾

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