2017年3月末日、5年間勤めた岐阜県立森林文化アカデミーを退職しました。そして5月10日に合同会社椿洞ものづくり研究所を設立し、7月1日に会員制木工シェア工房「ツバキラボ」を立ち上げました。
日々の暮らしが大きく変わった2017年だったわけですが、独立起業してなにが良かったのかをまとめてみたいと思います。
1.時間的自由があります
独立して、というより勤めを辞めて一番実感している良いことは、時間的自由を手に入れたことです。もちろん忙しければ夜遅くまで仕事することもあります。でも通勤時間もなければ、休む日も自分で決めれるし、始業時間も自分で決めれます。
すべて自分で決めることができるという自由。もちろんその裏に、確実に稼がなくてはいけないということ、仕事はきちんとこなし、納めるものはしっかり納めなければいけないという当たり前のことはあります。でもそれをどうやるかは自由です。
以前書いた、こちらの記事、人生の豊かさは、「家族」「健康」「自由」のバランスで決まる、という内容でしたが、その「自由」という部分が勤めていた時よりもぐっと増しました。
2.家族との時間が濃くなりました
7月にシェア工房をオープンしてから週末子どもたちと一緒に過ごすことは激減しましたが、11月からは定休日をしっかり設けて子どもたちと遊ぶ日を決め、パパデイも復活させました。
そして平日に家族でいる時間がぐっと濃くなりました。
中でも、自宅隣の工房で仕事をしていることもあり、朝、夜は必ず一緒に食事をとることが可能になりました。
そして始めたのが、夕飯のとき、いただきますをする際にみんなそれぞれが一日の中で楽しかったことを報告するということです。今日はパズルをして遊びました。今日は学校でこんなことがありました。今日はずっと気になっていた○○を終わらせることができました。今日は仕事でこんなことがうまくいきました。子どもも親も楽しかったこと、うれしかったことを報告してからいただきますをしています。一日一日の楽しかったことを共有できるってほんといいです。
こういうことができるようになったのも独立したことの恩恵だと思います。
ヨメが思うよかったことは「安心感」
ヨメにも聞いてみました。ヨメは「安心感」と言いました。
平日仕事から帰ってくると、僕は、常に自宅隣の工房にいるわけです。
週末仕事で休みが合わなくても、ただとなりの工房で仕事をしているだけ。どこかに出て行ってるわけではない。家で子どもと3人だとしても、寂しくない、安心していられる。通勤途中の事故を心配する必要もないわけで、いろんなところで「安心感」を感じることができているようです。
なるほどなぁ。
家族第一で考えた時、最適な選択肢
というわけで、この1年を振り返ってみると、独立したことによる恩恵は、時間的自由と家族との時間、そして家で仕事をしていれば、安心感ということにまとめられると思います。
というわけで、この状態を継続していけるように、仕事を頑張っていきたいと思います。