100年の森林構想を掲げた村に、林業を軸に産業が活気づき、木材産業や木工業の会社も生まれてきました。そんな村の中心となる場所に旧影石小学校の廃校舎があります。そこにはいくつかの会社や作家が入居していますが、そのひとつに「mori no oto」さんがいます。
本校舎から渡り廊下でつながった離れ。その一室の元理科室に工房がありました。
mori no otoは石川照男さんそのもの。
mori no otoの代表 石川照男さん。その理科室についたときはギターを片手に他の来客と楽しそうにお話をしていました。
写真が真剣な表情のものしかなかったのですが、すごくニコニコされていて、笑顔が素敵な方でした。
石川さんはmori no otoを始める前は、家電メーカーのデザイナーとして仕事をされていました。両親は音楽を仕事としていたそうですが、自身も学生時代にバンドを組んで音楽活動をされていたそうです。しかし親から音楽は苦労するからと言われ、デザインの道に進み、プロダクトデザイナーとしてお仕事をされてきた経緯があります。
58歳の時に早期退職をされ、再び楽器に触れ、そしてあるきっかけから楽器作りにも挑戦することになりましたが、もっと”子どもでも気軽に楽しめる楽器”ということでかわいらしくそして簡単に音を楽しめる楽器のmori no otoが始まりました。