先日、マキタの充電式カンナ(KP180DZ)を買いました。
以前から電気カンナを一つ持っておきたいなぁ、と考えていたのですが、ひょんなことから必要になり、買うことにしました。ちょうど同じころ、木工家の工房斎の齋田さんが少し前のブログでバッテリー駆動の電気カンナを購入したエピソードを紹介していました。僕も買うならバッテリーものがいいと思っていたので、齋田さんが購入したなら僕も買おう、という理由でバッテリー駆動のものを選びました。
買うならバッテリータイプがおススメですよね
そもそも、バッテリーは14.4V、18V、それぞれ2つづつあって、これらをどんどん使っていきたいのです。バッテリーそのものは高価ですが、手元にすでにあるなら、それを利用しない手はありません。さまざまな電動工具はバッテリーが高いだけで、本体そのものは安いのです。なので、今回は、18V用の電気カンナを選びました。
重すぎず、コードレスで取り回しが良い
勤めている学校にある電気カンナはマキタのコード式で大きいもので非常に重く感じていました。ずっと使ってると肩こりそうなくらい。今回は切削幅が82mmのもので学校のものより小さく取り回しやすい重さでよかったです。バランスもよく、なれれば持ちやすく感じ問題ありません。
切削量は深さ2.5mmまでいけるということですが、じゃあ、実際時間にしてどれくらい使えるのか、ってところが気になります。がオフィシャル情報は「米松(幅50mm)切削深さ1.0mm:)約55m」。うーん、55mといわれてもピンときません。大工さんならわかるのかな?
切削量とバッテリーの持ち
ちょうど手で保持する部分がダイヤルにもなっており、切削量を調整できます。
で、今回、ケヤキをひたすら削る機会に恵まれたので、18v満充電から時間にしてどれくらい削れるのか試してみました。
まず切削量を深さ2.5mmにして削ってみると、だいたい10分~15分ぐらいでパワーが落ちてきます。
0.5mmにして削ってみると、20分~30分ぐらい。
2.5mmでいくと、充電時間を考慮するとバッテリー2つでは回らない。でも2.5mmで削ることなんてそうそうないし、問題ありません。
ちょっとしたなるほど!なポイント
ところで、この電気カンナでなるほどと思えたのが、ベースの後部(ハンドル側)にフック(正式にはフットといってますが)のようなものがついているんです。これは、電気カンナを不意に材料にポンと置いてしまったときに材料と刃が接触するのを防ぐとのことですが、ベースを痛めてしまうのを防ぐことにもなります。仕事をする際は前方から材料にあてていきますが、そのときは自然とフックは納まるようになっています。これまで使ってきた古い電気カンナにはなかった仕組みなので、感心してしまいました。
吹き飛ぶ切削くずは対策が必要か
問題は切削屑。ファンで排出口からバーッとまき散らすようになっています。これはこれで”普通”の機構ですが、やっぱりまき散らしたくないです。集塵機に接続可能とのことなので、専用のノズルを入手したいと思います。