木工

「地域xデザイン 2017 ~まちが魅えるプロジェクト~」を見てきました。

2017年2月22日

地域xデザイン 2017  ~まちが魅えるプロジェクト~

東京ミッドタウン・デザインハブで開催されている「地域 x デザイン 2017 ~まちが魅えるプロジェクト~」を見に行ってきました。

これは地域の魅力を掘り下げ、それらを魅力的に発展させている全国の選出されたプロジェクトを紹介する展示会です。

2017年2月3日(金)~2月26日(日)11:00~19:00
東京ミッドタウン・デザインハブ
〒107-6205
東京都港区赤坂9-7-1 ミッドタウン・タワー5F

https://archive.jidp.or.jp/lds2017/

全国から集まった10のプロジェクト

地域xデザイン 2017 ~まちが魅えるプロジェクト~

「地域 x デザイン 2017」では全国から選出された10のプロジェクトが展示されていました。以下、展示されていたプロジェクトたち。

  • 地域と世界を繋ぎ新たなアイデアを町にもたらす「写真のまち」(北海道・東川町)
  • アジアの若手デザイナーと東北の事業者を繋ぐ「DOOR to Asia」(岩手県・宮城県ほか)
  • 木のおもちゃから広がる、南会津の林業再生とまちづくり「マストロ・ジェッペット」(福島県・南会津町)
  • 「飛んでるローカル豊岡」プロジェクト(兵庫県・豊岡市)
  • 地場産業ブランディングと人材育成による地域拠点づくり「Toyooka KABAN Artisan Avenue」(兵庫県・豊岡市)
  • 愛のバッドデザインプロジェクト in 小豆島(香川県・小豆島町、土庄町)
  • これからの日本の湯道具をつくる「YUIRO」(愛媛県・松山市)
  • 離島と都会を結ぶ、小さな私設図書館「さんごさん」(宮城県・五島市)
  • 綾町の魅力を100年後に伝える「aya100」(宮城県・綾町)
  • 100年後の「工芸大国」を目指す、産地再生の取り組み「中川正七商店」(全国各地)
  • 有名どころから、初めて知ったよ!っていうものまで。

    まちづくり、ものづくり、ひとづくりがトータルに絡み合い一つのプロジェクトをなしているわけですが、コンセプトがしっかりしていて、それがわかりやすく、そして人に伝えやすいという要素がきらりと光ることが大事なんだと思います。そして、経済性、または圧倒的に地域コミュニティを強化する要素があって、未来的なもの。

    そういったものたちが選べれているんだと思います。

    デザインとはなにか?

    地域xデザイン 2017 ~まちが魅えるプロジェクト~

    デザインというと、いまだに見た目の良くすることだけをさすものだと勘違いする人も多いのですが、正直見た目だけを良くするだけのデザイナーなんてこういうプロジェクトでは価値がありません。地域のよさ(または課題)をピックアップし、掘り下げ、さまざまなこと・モノを整理しわかりやすくして、重要な人を巻き込み推進させ、そして価値が見えるように形を整える。

    こういうことひっくるめてデザインなんだと思いますが、すごく難しいことなんだよなぁ。こういうのってタイミングっていうのも大きく要素として加わってきますし。

    でも、できてるところはできている。

    できているところっていうのは、
    明快なコンセプトやゴールがあり、
    変態的なリーダーとそれを支えるサブリーダーがいて、
    諦めない心があって、
    やっぱり行動がある。

    デザインっていうのはすべてに関わってくるんですよね。

    地域プロジェクトは巻き込み方が大事

    地域xデザイン 2017 ~まちが魅えるプロジェクト~

    言い出しっぺが最初から最後まで何から何まですべてこなしている事例なんてほぼありません。リーダーとなる人がサブリーダーを見つけ出し(もしくはサブリーダーとなる人がリーダーを見つけ)、そしてさまざまな人達を巻き込んでムーブメントとなっていきます。

    人を適時適切に巻き込んでいくこと、感がいい人は直感でどんな人たちに入ってもらうかわかるんですが、わからない時はわからない。でもそんなときにこと立場の違う人や相談に乗ってくれる人とのコミュニケーションが重要になってくるんですよね。それも一つの巻き込み方。だから思い込みや経験値より素直さが重要なんです。

    地域xデザイン 2017 ~まちが魅えるプロジェクト~

    ちなみに、人生の3冊をメッセージ付きで紹介するさんごさんの取り組み。素敵です。

    地域xデザイン 2017 ~まちが魅えるプロジェクト~

    YUIROのプロジェクトがどのように起こってどのように進められたのか、これも興味深かったです。

    RESASのススメ

    さて、会場には地域経済分析システムREASASの展示もありました。REASASは政府や行政の民間の統計データがだれでも自由に視覚的に見ることができる、データを取ることができる仕組みで、2年ほど前から始まりました。僕もちょこちょこ触ってますが、岐阜市の情報をいろいろ見ていくと結構面白いものもあります。

    統計データって生データを分析していこうとするとすんごい大変なんだけど(仕事で木工業界の実態調査とか軽い感じでやってますが大変。。)、REASASみたいな視覚的にパパンと出してくれるとすごくいいですよね。

    まとめ

    さて、この展示会、常設展示もいいですが、会期中のイベントがいいですよね。とはいっても、あと25日、26日残すのみですが。。。

    地域プロジェクトに興味があって、都合がつく人はぜひ行ってみるといいでしょう。

    2017年2月3日(金)~2月26日(日)11:00~19:00
    東京ミッドタウン・デザインハブ
    〒107-6205
    東京都港区赤坂9-7-1 ミッドタウン・タワー5F

    https://archive.jidp.or.jp/lds2017/

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