地域活動

たとえ0.1だとしても、僕は「森から海へのエール」をやめません。

2016年3月11日

恋し浜 三陸 3.11

森から海へのエールという被災地支援活動があります。

僕が4年前に仲間と始めた活動です。この1年は活動休止していましたが、昨日オフィシャルに活動再開を宣言しました。

今日は震災から5年です。

森から海へのエールは、間伐材を使ってフォトフレームや時計を制作し、その売上金の一部を寄付する活動です。4年間続けてきて100万円以上を被災地に送ることができました。

僕は、もっと日々を大切にしてほしい。
大切な人といる時間をもっともっと大事にしてほしい。
そういう思いで、ずっとこの活動を続けてきました。

写真にはとてつもないパワーがあります。
だから日々見えるとこに飾ってほしいと思います。
だからこそ、飾りっ気のないシンプルなフォトフレームを作っています。
だからこそ、とびっきりのいい写真を撮ってもらえるイベントを企画してきました。

被災地支援だから、フォトフレームを買ってほしいわけではありません。
あの震災で気づいたことは、かけがえのないものはいつもそばにいて、そしていつそれを失ってしまうかわからない。
だからこそ、日々を大事にしてほしい。
そしてそのかけがえのない時を、愛する人を納めた写真をもっと大事にしてほしい。

・・・・

震災で失ったものは多く、そしてそこで感じたものはとても大きなものだったと思います。

しかし、直接関係のない被災地から離れたところで暮らす人々は、いつの間にか元のような生活に当たり前のように戻り、あの時感じたものはそんなものだったのかなぁ、と感じてしまうこともあります。

僕がこの活動を通じてできることなんて、とてもちっぽけだと思います。
だからといってやめてしまったら、いまだに苦しんでいる人、悩んでいる人にわずかに届いていたものが、0になってしまいます。

0にするって、すごく怖いことだと思いませんか。
そうやって一人一人が自分にできることをやめていったら、諦めていったら、最後には本当に0になってしまいます。
僕の活動は1すらなくて、0.1かもしれません。
でも0じゃない。

そうやって一人一人が0.1をやっていれば、10集まれば1だし、100集まれば10だし、1000集まれば100になります。
その僕なりの0.1が森から海へのエールなんです。

自分にできることを、愚直に。

これからも森から海へのエール、よろしくお願いいたします。
http://morikarayell.tsubakilab.jp/

おすすめ関連記事

-地域活動
-

Copyright© Simplife+ , 2024 All Rights Reserved.