ククサをご存知でしょうか?
フィンランドで樺(カバ)のコブをくりぬいて使われてきた木のマグカップです。
5年ほど前に木工修行時代の同期がククサを作っている北海道のしもかぷ工房に就職し、プレゼントしてくれたことをきっかけにククサのことを知りました。そのククサで毎日コーヒーをいただいています。
さて、このククサは、贈られた人は幸せになれる、といわれています。そっか、だから僕は幸せなのか。感謝感謝。ですので、僕も時折このククサを自作して、何か節目を迎える親しい友人へ送るようになりました。樺を使うのが由緒正しいククサだとは思いますが、僕は地元の山で伐採された山桜で作っています。贈る人が地元の人ですから。
作るたびに、それぞれ贈る相手のことを思いながらやっているので、毎回違う形になるわけですが、それがまたいいですね。
全員が全員幸せを呼び込めたかは今はまだ何とも言えませんが、みんながつながっているということ自体、幸せなことだと思います。