千鳥格子スツールが完成いたしました。
ぜひ先週の土曜日のブログと見比べてみてください。
あんなに白かったスツールが、こんなに奥深い茶色になりました。
でも、着色はしていません。
塗装はナチュラルのオイルです。
何がこんな色にしたかといいますと、
アンモニアです。
大きな袋をスツールの上からかぶせて密封した中に、
アンモニア水を入れたケースを置き、放置します。
気体となったアンモニアが密封された袋の中に充満し、
木材に含まれるタンニンと化学反応を起こし、
色が灰色がかった茶色に変色するのです。
放置する時間の長さで色の濃さが変わってきます。
同じ木材でも、同じ部材でもタンニンの量で色も異なり(座面)、
また白太は全く反応しなかったり(脚部)と、
この反応をみるのがとても楽しかったです。
また機会があれば、いろんな化学反応での変色を試してみたいです。