ロッキングチェアも仕口加工(ほぞやほぞ穴の加工)が終わり、成形加工に進んでいます。
その成形もほぼ終わりにさしかかっていた時、
事故は起きました。
笠木という椅子の背もたれの上に横たわる材、
ロッキングチェアではそこに頭が当たる所なんですが、
座ぐりといって、頭が当たる部分をアール状に削りこむ作業をしていました。
まずは、目安となる墨線をひき、
バンドソー(帯鋸)でおおまかに切落とします。
そして、切り落としたぼこぼこの面を、
ベルトサンダーという機械できれいにならしていきます。
ベルトサンダーという機械は、(写真右手のもの)
帯状のサンダーが高速に回転し、そこに材をあてて削るという機械です。
その作業をしているとき、
不注意で右手中指先端がが回転中のサンダーに当たってしまい、
見事パシッとはじかれました。
先端だったので爪が割れ、爪と肉が少し裂けたものの
大きな外傷はありませんでしたが、
痛みが出てきたのは第1関節のあたり。
骨には異常はないだろうと思うものの、
一晩経っても腫れや痛みが引かなかったので、
病院で診てもらうと、靱帯損傷とのこと。
うーん。
やっちまった。反省。
木工にけがは付き物。
指が削れて亡くなっちゃったわけでもないですし、
ちゃんと残ってますから不幸中の幸いということにしておきましょう。
これからは気をつけて作業をします。