これまで、自分はどういうデザインの家具を作っていけばいいのだろうか
いまいちつかめてなく、頭の中がもやもやしていました。
最近、家具や雑貨、建築などの本や雑誌を見て、
「あ、これいいなぁ」というものを切り取ったり、メモったりして
自分の好みを絞り込んでみました。
すると、おのずと導き出されたのは「和モダン」なものでした。
そして、そもそも和のデザインとは?モダンとは?というところの疑問を解決するために、
本を読んだり、モノを見たりして、
やっぱり、こういうのに惹かれるなと再認識したのです。
さらに考え込んでいくと、日本人ってどんな家具を望んでいるのだろう?
という疑問にぶち当たりました。
イス、テーブルといった欧米のスタイルが日本に入ってきて150年ほど。
この年月を経ても、イスの上で胡坐をかいだり、
立派なソファの前で、床に座ったり。
日本人のDNAとして染みついている古来のライフスタイルは、
いくら欧米のスタイルに憧れ、モノを揃えても、
結局、変わらないままなんだなぁと思います。
いいものはいい。
でもそれを必要としているかどうかは、全く別のことだなぁ、と。
本当に日本人のライフスタイルに合う、暮らしを豊かにする家具とは?
その答えを見つけるのが、これからの課題となりそうです。