家具職人になる 日記

日本人が本当に望むもの

2010年7月15日

和モダン

これまで、自分はどういうデザインの家具を作っていけばいいのだろうか
いまいちつかめてなく、頭の中がもやもやしていました。

最近、家具や雑貨、建築などの本や雑誌を見て、
「あ、これいいなぁ」というものを切り取ったり、メモったりして
自分の好みを絞り込んでみました。
すると、おのずと導き出されたのは「和モダン」なものでした。

そして、そもそも和のデザインとは?モダンとは?というところの疑問を解決するために、
本を読んだり、モノを見たりして、
やっぱり、こういうのに惹かれるなと再認識したのです。

さらに考え込んでいくと、日本人ってどんな家具を望んでいるのだろう?
という疑問にぶち当たりました。
イス、テーブルといった欧米のスタイルが日本に入ってきて150年ほど。
この年月を経ても、イスの上で胡坐をかいだり、
立派なソファの前で、床に座ったり。
日本人のDNAとして染みついている古来のライフスタイルは、
いくら欧米のスタイルに憧れ、モノを揃えても、
結局、変わらないままなんだなぁと思います。

いいものはいい。
でもそれを必要としているかどうかは、全く別のことだなぁ、と。

本当に日本人のライフスタイルに合う、暮らしを豊かにする家具とは?
その答えを見つけるのが、これからの課題となりそうです。

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