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以前から気になっていた場所に、北欧のインテリアや雑貨にとどまらず、スローでオーガニックなライフスタイル全般を提案するドロフィーズというところが静岡県浜松市にありました。浜松市北部の都田町にある都田建設という会社がそのドロフィーズという世界を築いています。Dream(夢)、Love(愛)、Freedom(自由)、’s(仲間)―DLoFre’s(ドロフィーズ)だそうです。「一本の映画のような家づくり」というキャッチフレーズで地域でNo1の住宅設計施工会社だそうですが、遠く離れたところに住む身としては、HPで見るドロフィーズキャンパスと呼ばれている空間に不思議な魅力を感じていました。
今回、家族で浜松に旅行に行くことになったので、そのドロフィーズに行ってみました。日曜日に行きましたが、駐車場は常にいっぱい。ひっきりなしに車が出はいりし、県外ナンバーも多かったです。だからといってものすごい混雑していたわけでもなく、程よい客入りだったのが良かったです。周りは住宅が立ち並び、どこにでもあるような自然豊かな昔ながらの集落といったエリアです。
その中に、突如と黒を基調にした看板が増え、オシャレなインテリアショップが現れました。ショップそのものは都会では普通に見かけるようなオシャレなショップ。それがこのエリアにあるだけで違和感があったのですが、そこを抜けた先には全くの別世界が待ち構えていました。
いちいちオシャレな空間
最初に入ったインテリアや雑貨を扱うショップには、オシャレな北欧家具や雑貨が置かれています。北欧のスローなライフスタイルとして、美しく丁寧な暮らしのための道具がたくさん取り揃えられていました。
そのお店を通りから入って、奥の扉から反対側へ出たのですが、そこがどこか別の世界に迷い込んでしまったかのような錯覚に落ちるほど、ある意味ショッキングな空間でした。
ココハニホンデスカ?
インフィニティサークルと題した芝や石、植物で描かれた円やツリーハウス、点在する小さな小屋。これぞ別世界の空気を持つ庭ですね。
三輪車。
こどもも大人も夢を見るツリーハウス。
レモネードがおいしい。
マリメッコの雑貨、生地は見て選べる
ドロフィーズストリートに並ぶショップの一つにマリメッコの雑貨を置いたお店もあります。
またほかにも、マリメッコの生地がずらりと並び、気に入ったものを見て選び、買うことができるショップもあります。
矛盾のない空気と店員さんの笑顔
6年ほど前に、インテリアショップを作ったところがスタートだったそうですが、そこからここまでの数年間で出来上がったこの世界観。北欧に興味がなくても、3000坪の敷地に満ちるその空気を吸うだけでも価値があるような気がします。
最初のインテリアショップを抜けてみた庭にもうKO寸前だったのですが、その庭を少し上がったところに木造の建物があり、それを建てた大工さんのお話や従来の木造の木組みの技術をだいじにしていたりと、ただ「北欧のライフスタイル」といった今の流行ものを扱うのではなく、もっと根本的なところを大事にしていきたい、といった思いが伝わってきて、これはスゴイと思いました。
さらにその西側に移動していくと、古民家を改修して作った北欧家具や照明を扱うデザインセンターやガーデニンググッズを扱うガラスハウスなどがあり、それらは棚田や池の間に作られた通り道を通っていくのです。歩いて。
砂利道なのでベビーカーを押して進めないのはなんとか改善してほしいところではあるのですが、その世界を歩いて移動するというところがとても大事なことなんだと感じました。どこか懐かしい風景なのに、エンターテイメントのような刺激もあり、ワクワクします。
そして、店員さんもみなさん笑顔で接客されていて、気持ちよくなります。この世界観と店員さんの接客などトータルで見て矛盾がないところがほんとにスゴイとしか言葉が見つかりません。(都田建設の代表蓬台氏の著書を読むとそれも納得です。)
都田駅もドロフィーズの世界に
店員さんとお話をしている中で紹介していただいたのが、都田駅でした。ここは都田建設が指定管理している駅で、5月にオープンしたばかりとのことでした。ドロフィーズキャンパスから車で5分ほどだったので、歩いてでもいけるんじゃないかと思います。
駅舎がカフェになった「駅カフェ」で、マリメッコののれん(?!)がひらりひらり。
そして、ドロフィーズで聞いていた「シャンデリアがすごいんです!」の言葉通り、なんと玄翁と様々な木の仕口を組み合わせたシャンデリア。ドロフィーズキャンパスにあった木造の建物を建てた職人さんが作ったとのことでした。ひゃ~
ドロフィーズは常に進化している(2017年9月追記)
ドロフィーズの世界はどんどん敷地が広がり着実に大きくなっています。国連にも認められた取り組みだということで、その旨の看板も各所にありました。2015年に行ったときはスタッフさんからまた次に来たら違う姿をお見せできます、と言われていた通り、2017年に行ってみるといろいろ増えていました。
ゲストハウス、オーガニック&スローフードの店
体にいいスローでオーガニックな食事ができるカフェレストランがありました。ゲストハウスにもなっているようです。
ギャラリーと精神の部屋
ピーコックチェアに座って庭を眺めることができる建物がありました。
蔵で旅するBOOK STORE
本屋もできていました。
しかも蔵。入り口は重厚な扉です。
中はさまざまな暮らしや旅に関する本がぎっしり!
2階は畳のくつろげる空間でした。
キャンパス内にできたトイレがめちゃきれい
ドロフィーズキャンパスはどんどん拡張しているため、敷地内にしっかりとトイレが作られていました。たいていこのような屋外のトイレはそこまできれいではないのですが、ココのトイレは違いました。
手を抜かないところがすごい。
来年はさらにすごいことになってるかな
敷地の南側の一番高いところにキャンパスを展望できるような建物が作られています。
その下は、棚田のような。。。
これはもしかして、来年は。
ドロフィーズの進化は続くようです。
ドロフィーズ
http://dlofre.jp/
株式会社都田建設
〒431-2102
静岡県浜松市北区都田町2698-1
TEL:053-428-2750
フリーダイヤル:0120-14-2750
※受付時間 10:00~19:00
↓ドロフィーズの代表 蓬台浩明氏の著書。
ドロフィーズが紹介されている雑誌