日記

岐阜県立森林文化アカデミーの生涯学習講座「ニホンミツバチと暮らす」に参加してきました。

ニホンミツバチ

9月20日に開催された岐阜県立森林文化アカデミーの生涯学習講座「ニホンミツバチと暮らす」に参加してきました。

岐阜県立森林文化アカデミーは言わずと知れた僕の勤務先であり、年間通じてさまざまな生涯学習講座も開催しております。僕は木工系の生涯学習講座以外あまり関わったことがなかったのですが、このニホンミツバチの講座は参加したい!ということで、身内ながら担当の先生にお願いしたところ、「じゃあ、スタッフとしてね」といわれてしまいました。なのでスタッフとして参加したということです。しかし、親子参加ありということだったので、いい機会なので朔汰も連れていくことにしました。

ハチミツ取ったり、蜜蝋作ったり、そもそも身の回りの自然をより理解できる、そうメリットがあるニホンミツバチ。でもいったいどうやったらニホンミツバチと暮らすことができるのだろうか?そんな一般市民の疑問に答えてくれる今回の講座は森林文化アカデミーとニホンミツバチ協会のコラボで実現しました。ニホンミツバチに関する勉強とハチミツづくり、そして蜜蝋づくりをやりました。

 

ニホンミツバチは自然そのもの


ニホンミツバチ協会の方からミツバチの生態、ニホンミツバチと西洋ミツバチの違い、またほかの蜂との違いなど解説をしてもらいましたが、知れば知るほど魅力的なニホンミツバチ。でも知らないとただの蜂で、怖れられる存在であり、扱い方もわからない。知るってホント大事だなぁと思いながら聞いていました。特に、西洋ミツバチと違って、温和な生き物で、ある条件下以外では、人を刺すこともないそうです。蜂=刺す生き物、というイメージですが、これはびっくりしました。また、働き蜂、オス蜂、女王蜂の仕組みなどもおもしろいですね。

ニホンミツバチは飼うものではなく、たまたま設置した巣箱に入ってもらって、その家賃として蜜をもらったり、蜜蝋をとらせてもらったり、そういう気持ちが大事なんだそうです。自然をコントロールするのではなく、共に暮らす。そこが重要だという話が印象的です。

 

とろ~りハチミツをいただきます


ニホンミツバチ

その後、実際に近所のお寺にニホンミツバチの巣箱があるということで、見に行きました。最初はなんとお墓を住処にしてしまったニホンミツバチでした。ブンブンと蜂が飛んでおりますが、ニホンミツバチは人を刺さない。とても優しい蜂なんです。

その後、本番の巣箱を拝見。そこから蜜が詰まっている部分を取り出し、ハチの巣を採取。巣箱を切って中を見たときみなさんすごい歓声でした。蜂さんゴメンよ。採取するハチの巣の量を誤ると、蜂たちは全滅してしまいます。あくまでもおすそ分けしていただく程度が重要です。

ニホンミツバチ

森林文化アカデミーに戻り、早速ハチミツを絞ります。すごい!スゴイ!どんどん滴り落ちるハチミツ。

さて、絞っている間は再びお勉強です。ニホンミツバチが住む生態系のお話として森林文化アカデミーの柳沢准教授が植物のお話をしてくれました。どんな花から蜜を集めてくるのか、一匹の蜂が集める蜜の量はどれくらいなのか、などなどすごい面白い。その後みんなで校内の樹木観察へ。

ニホンミツバチ

そうこうしている間にハチミツをとったあと残った巣のかすを熱して溶かし、不純物を取り除きながら蝋の部分だけを取り出していきます。そうです、これが蜜蝋なんです。うひゃー。すごいすごい。そして、その蝋の話をこれまた森林文化アカデミーの津田准教授が解説してくれました。自然と付き合いながら生み出されてきたこの知恵というのはすごいですね。その後、僕の出番となりまして、この蜜蝋を木工でどう使うのかというお話をしました。

(すみません、このあたりは写真がないので、森林文化アカデミーの公式ブログをどうぞ

ニホンミツバチに興味がある人にとってはとても充実した内容ですね。

実はこの講座、2回講座で次回は10月11日、実際にニホンミツバチの巣箱をつくる予定です。しかし、その日は朔汰の運動会とかぶっており、巣箱づくりには参加できなさそうです。残念すぎる!

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