DIY

思い切ってスレートの屋根を修理することにしました。

スレート屋根を覆うカバールーフ

今回は、自宅ではなく、自宅工房のほうです。我が家の敷地内にある工房として使っている建物は、もともと土建業の工場として建てられた鉄骨のがっしりした建物です。そのため建物内に10トントラックも入れるし、ホイストクレーンがついて、「安全第一」と書かれているくらいの大きなものです。そこをこじんまりと木工房としているんだから宝の持ち腐れのような状態です。(実現したい夢があって、あえてこんな大きな物件を購入したのですが、その話はまた今度)その個人で所有するには大きな物件の屋根修理。一大決心です。

 

なぜ、大規模な屋根修理を?


で、もうすぐここに移ってきて3年になりますが、毎年の梅雨の季節や台風の季節など実は雨漏りが発生していたんです。屋根はスレート。築20年ほどのものですが、たぶん、これまでしっかりメンテナンスされてこなかったんじゃないかと思います。スレートは調べてみるとちゃんと塗装を施してやらないとみるみるダメになっていく代物だそうです。我が家の工場はそのいい例なんじゃないかと思うくらいの状態です。幸いにも木工機械を設置した場所には直接水は落ちていないのでよかったのですが、ひどい時は床が広範囲に水たまりになって木材が浸水しちゃうこともありました。

上で少しふれた実現したい夢というのは、簡単に言うと「人が集まる場所」です。そんな集まる場所にしたいのに雨漏りしてるなんてありえません。どうしてもやらなければいけないことだったのです。さらに言うと、この工房。普段僕は勤めているので使うのは週末ぐらい。もったいないので、今年春から知り合いに貸しています。そういうこともあって、最低限でも人様につかっていただけるようにしないとダメだ、と思い、踏ん切りました。

 

スレート、よく見るとボロボロ


スレート 屋根 補修

スレート 屋根 ヒビ

ずっと気になってはいたもののじっくりと屋根を見たことはありませんでした。今回工事が始まって初めてそのスレート屋根の状態を確認したのですが、確かにボロボロ。雨が滴っていた場所はそもそものスレートがかけていて、どうぞ雨さんお入りください、といわんばかりの状態でした。ほかにも各所にヒビや割れが発生していて、今この段階で手を打つことにして正解だったな、と思いました。

 

カバールーフ工法でガルバリウムの屋根に


スレート カバールーフ

なじみの工務店さんに相談したところ、スレート屋根を葺き替えるのは、アスベストや産廃の問題もあってほとんど行われていない。主流なのはスレート屋根の上にガルバリウムを打ち付けてカバーするやり方だと教えてもらいました。今回は「エバールーフやまなみ1型」という屋根材を使ってカバーしていきます。工事が始まって2日もたたないうちに1/4程度カバーされていきました。あっという間の早業。こんなあっという間に施工されていくんですね。

スレート 屋根 補修

どんな風になっているのかなと軒先部分を見てみると、もともとのスレートはフック上の金具が建物の骨組みであるC鋼にひっかけられて止められています。今回のガルバリウムのカバールーフは直接C鋼に専用ビスで打ち付けてあります。波状になっているカバールーフですが、必ず山側からビスを打ち込みパッキンを施しているので水が浸入することはない、とのことでした。

 

ただいま工房の中は


スレート 屋根 修理中

で、現在の工房の中は、一部明り取りもカバールーフで埋めてしまっているのでこれまでより自然光がさえぎられて暗くなっています。さらに、スレート屋根の下には防音か断熱のためか白い壁材が一面に張り付けられているのですが、それもだいぶ劣化しているようで、屋根の上を歩くたび、作業するたびに白い粉がバンバン落ちてきます。そのため機械にはブルーシートをかぶせています。ブルーシートの上には白い粉が。。。。アスベストのこともあるので、あまり工事中はこの中にいたくないですね。

梅雨入り前には屋根の工事は終わると思います。

実は、300万ほどかかるこの屋根工事に踏み切れたのには理由があるんです。それは太陽光発電。その話は、また今度したいと思います。

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