みなさん、こんにちは。
たぶん、みなさんの日ごろの悩みといえばどうやって金属にネジを打つのかってことだと思います。僕も悩んでます。
そこで先日、なじみの工務店になんかありますか?って聞いたところ、業界では「りーま」って呼んでるやつがあるよ、と教えてもらいました。そこで調べてみると金属に直接打ち込めるネジがあるんですね~。へ~。
ってことで、今回ピアスビスというものを試してみました。
すると、これがすさまじく素晴らしい!
ま、金属下地にネジを打ち込むなんてそんなにケースとしては多くないと思いますが、その素晴らしさを紹介しちゃいましょう^^
はじまりは工房の壁をなんとかしたい
金属にネジを打つっていうのは、最初工房の壁を何とかしたいってところからです。僕の工房は写真のように鉄骨でできていて、H鋼とC鋼です。そのため、壁に何かを取り付けたいと思ってもなかなか面倒なんですね。方法としてはC鋼にビスを打つしかありません。ですので、これまでは、一度金属ドリルで下穴をあけて、それからコースレッド(ネジ)を打ち込んでいました。すごく手間ですし、合板など取り付けようとすると、下穴をあけたところがどこだかわからなくなります。
全体を木の壁にしてしまう(合板で壁面を作る)のであれば、あらゆるところに収納要素が増やせるし、そもそも暗い工房が明るく見えます。
ですが、上に書いた方法でやていたら大変。
ってことで、ピアスビスというのを試してみました。
ピアスナットの姉妹品?!
これがピアスビスの箱ですが、「自動車用溶接ナット「ピアスナット」のパイオニアが開発した姉妹品」と書かれています。ピアスナットを知らないのですごさがわかりませんが、とにかく画期的なんでしょう。
種類はなべ頭、皿頭などさまざまな種類があり、さらにサイズも豊富にあります。
とにかく仕組みがすごい
では、その形状を見てみましょう。
先端がドリル形状になっており、ここが金属に穴をあけます。
そして、少し引いたところに羽根が2枚ついています。こいつがすごい。
この羽根は木材に対しては強度があるので、この羽根の分だけ穴が広くなるのですが、金属に対しては強度は弱いので、金属にあたると取れてしまいます。つまり、木材側にはバカ穴をあけ、下地の金属では穴の径が小さくなり、ねじがしっかり効くようになるのです。ちなみに、この羽根のことを「リーマ」と呼ぶそうです。
今回のようにU鋼が下地で合板を上に貼っていく作業にはもってこいですね。
最初はバカ穴。
金属にあたると羽根が取れてネジが効く下穴をあけます。
下の写真をみてください。
上のネジは、使用前。
下のネジは、一度使ったものを取り外してみました。見事に羽根が落ちています。
なるほど~。
インパクトドライバーは必須
このピアスビスを使うには、金属に穴をあけるということもあり、力のつよいインパクトドライバーが必須です。
まとめ
世の中、素晴らしい商品がいっぱいですね。感動です。
さて、引き続き工房の壁貼り頑張ります。
工房の壁にOSB合板を貼っています。
これは簡単!石膏ボードにネジを取り付けるときは、FischerのSXプラグが便利だと知っちゃった話です。
これなら簡単!おしゃれなシェーカーペグボードを取り付けて、壁のフックとして子どもが自分で鞄をかけれるようにしました。
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