木工機械

大活躍のペティワークWS300、新品価格と初期不良と集塵のコツ。

2016年8月16日

ペティワーク WS300

2016年夏、かねてから工房に導入したい、または導入してほしいという声があったペティワークをついに入れました!

現在の日本の木工機械メーカーが汎用機をほぼ作らなくなってしまったなか、まだ世界に誇れる機械があるとすればこのペティワークだと僕は思っています。小さな小回りの利く横切り盤で精度も良く、かつスライドが軽く、そしてWSシリーズは定盤が左右共に動くという仕組みは木工やるうえでこの上なく重宝します。

ペティワークは人気があり中古機械でも値段が高いため、よく言われるのは、中古で買うなら新品買った方がいいよ、ということ。まさにその通りだと思います。

ということで、今回新品でWS300を購入しました。

価格にして、80万円ほど。他の木工機械にしたら安い部類に入ります。(2020年現在、価格は100万円を超えているという話も聞きます)

うちの工房を使ってくれている人たちは小物製作が多いので、まさに念願の機械が導入された、ということでしょう。

大事に大事に使っていきたいと思います。

初期不良でしたよ

が、しかしですね。実はペティワークが導入されて、いざ使ってみると、どうも鋸がブレるんですよね。本当にわずかですが、丸鋸がピシャっと回ってくれない。

そこで機械屋さんに告げると、引き揚げて修理ということになりました。

結局、軸の据え付けがよくなかったということで、修理されて戻ってきました。

それ以後は、すこぶる快適です。

前面に噴き出す粉塵を吸う方法

ちなみに、ペティワークの集塵は良くありません。普通にホースを差し込んで吸い取ってくれません。多くが前面にぶしゃーって木屑が噴出してきて、作業者の腰あたりに吹き付けてきます(笑)

ペティワーク 協和 集塵ペティワーク 協和 集塵

この丸ノコが収まっているところからホースの挿し口を見ると、とても効率よく粉塵を吸えるような設計にはなっていません。

ペティワーク 協和 集塵

そこで、おすすめなのが、ホースを二股にして、一つは従来のホースを接続する箇所に入れ、

ペティワーク 協和 集塵

もう一つは前面のスライドテーブル下に配置する方法です。

こうすることで、前面に噴出してくる木屑を吸い込んでくれるようになります。

ちなみに前面に配置するホースは固定するものがないので、ホース自体でその位置を固定できるアルミのフレキシブルダクトなどが勝手が良いと思います。

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