地域活動 生き方

寄り添い、共に生きる :東北支援活動を通して

2013年3月13日

東北支援 三陸ボランティアダイバーズ 岩手 恋し浜

3月10日から12日まで岩手県陸前高田を中心に、海岸沿いの町に行ってきました。

NPO法人三陸ボランティアダイバーズから依頼を受け、綾里漁協と小学校に贈呈する写真の額縁を森から海へのエールが作らせていただきました。その額縁の納品もかねて、震災から2年たったその日、被災地をまわることにしました。

日々の季節も自然であれば、地震も自然であるということ。しかし3月の海は恐ろしいほどに冷たい。

東北支援 三陸ボランティアダイバーズ 岩手 恋し浜

改めて陸前の山、川、海を見させていただき、その美しさに感動し、その自然にはぐくまれてきた人々の暮らし風土、文化、そして築いてきた町がきれいに奪い去られたその場所に体が震えました。

山は新しい芽をほころばせ、川は穏やかに雪解け水を運び、海は青く透き通っています。しかし、風は強く冷たく吹き続け、海のその水はぬくもりを奪うほど冷たかったです。

人間がこれからどう暮らしていくのか決めかねているうちに、自然はその姿をまた元の姿に戻しています。自然はやはり偉大だな、と感じました。

何ができるのか。何をするのか。

東北支援 三陸ボランティアダイバーズ 岩手 恋し浜

NPO三陸ボランティアダイバーズのみなさんは、この冷たい水にもぐり、がれきの撤去を行い、生息する可愛い生き物たちを愛で、そして、この被災地で活動することを楽しんでいます。僕の目には、彼らがとても偉大に見えました。

森から海へのエールは小さな小さな活動です。そのあり方が正しいのか常に悩んできました。でも、僕が少しでも被災地とともにこれからを生きるためには、この方法しかありません。

間接的ではありますが、彼らの活動を応援することで、きれいな海を取り戻し、基幹産業である漁業の再興への道筋をつけます。また全国から集まってくるダイバーたちを支えることで、
被災地にお金を落としてもらいます。

いつもいうことですが、自分にできることは小さくても、継続する。とにかくできるところまでやり続けていきましょう。

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