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STEP3: 「写真上手だね!」って言われるための誰でも超簡単に実行できる撮影テクニック

2014年8月17日

写真 カメラ 基礎 撮影テクニック

こんにちは。ワダケンジ(@simplife_plus)です。

これから写真を始めたい、一眼レフ 初心者さんのために少しでもわかりやすく説明するSimplife+の「写真を始めるなら」のはなし、です。STEP1ではカメラ選びのポイント、STEP2ではレンズについて書きました。さぁ、カメラもレンズも手に入れた、あとは撮影テクニックだ!ってことでSTEP3始まりまーす。

ちょっと長いですが、このたった1ページに書いたことを実践するだけできっとあなたの写真もステキになります。一眼レフカメラを始めた人のためのシリーズですが、スマホでもコンデジでも、これを実践するだけで「写真上手だね!」って言われるテクニックをまず紹介します。

STEP1 失敗しないカメラ選び
STEP2 写真はレンズで決まる
STEP3 これさえ押さえておけば大丈夫!基本の基本の撮影テクニック(←今はココ)
STEP4 撮ったら終わりじゃないよ!現像処理をして出来上がる感動写真
番外編:難しいルールはいらない!我が家のアルバム作成のたった5つの簡単ルール
番外編2:flickrのススメ:撮った写真は、自動でオンラインバックアップ
番外編3:一眼レフ カメラストラップ 斜めがけするならニンジャストラップとハクバ グリップストラップの組み合わせがオススメです。
番外編4:発表会、運動会、家族旅行、子育て世代におススメなカメラレンズは高倍率ズームレンズです。
番外編5:ボケ味最高!やっぱりレンズは単焦点!
番外編6:一眼レフカメラ用ショルダータイプの カメラバッグ ダントツのおすすめ:TENBA DNA13のすごいところBEST5




「主役」と「3つのK」を意識しましょう

一眼レフカメラに限らず、スマホでもコンデジでも、撮影時に実践することでいい写真を撮れるようになる、ちょっとしたテクニックのはなしです。これをやるかやらないかで大きな差が出ます。「写真上手だね!」って言われるためには必須のテクニックですが、誰でもできるすごく簡単なことです。

まずは、一つ大前提があります。
写真には常に主役が存在します。まず何が主役かを常に意識してください。

そして、その主役を写真で引き立たせるためにできることを考えましょう。それは、主役と写真に写りこむ主役以外のものをどう一枚の写真に収めるかということです。その際役に立つのが3つのKなんです。

3つのKとは、距離、角度、構図

写真 カメラ 基礎 三分割法

距離: 主役に近ければ、主役以外に写るものは少なくなり、遠ければ多くなります。写真の中でどの距離感で主役を写すのか。迷ったときは、ぜひ主役に寄って撮影してみましょう。

角度: 上から、正面から、下から、斜めから、どの角度から撮ると主役が映えますか?何をどう撮るかによってその角度は様々ですが、自分の目線で撮ることをまずやめてみましょう。たとえば子どもなら子どもの目線になって撮ると、子どもらしい雰囲気の写真になるでしょう。

構図: 難しいことは抜きで、まずは三分割法でひたすら撮ってみましょう。三分割法というのは、画面を縦横にそれぞれ三分割して、その線が交わる点、または線上に被写体、もしくは被写体の要素となるもの配置します。すると、写真がとても安定した感じになります。

ぜひ、この3つのKを意識して、撮りたいものをきれいに写真におさめましょう。

なんてことない写真がいい写真になる魔法のような「三分割法」

一番最初のロバが寝転んでいる写真。3分割法で見てみると、目が左下の点のあたりにあります。そして首は下の線上で、前足の付け根は右下の点。一見アンバランスに見えても、このように三分割法にのっていることで、お昼寝しているロバのふわふわした雰囲気も安定して写真におさまっています。
写真 カメラ 基礎 三分割法

縦の場合も同じです。

スマホで撮影するときは、主役となる被写体を三分割法にのっとって配置し、画面をタップすることでフォーカスができるので非常に簡単にいい写真が撮影できます。

一方で一眼レフカメラでこの三分割法で撮影するときに必要なのが、初めに出てきたAFフレームを中央に設定しておくことなのです。これについては、当記事公判で説明しています。

まず写したい被写体を中央に持っていき、シャッターを半押ししてフォーカスさせます。そのまま半押しした状態で、三分割法に合うようにカメラを動かし被写体をずらして線や点上に持っていきます。任意のところにきたらシャッターを押し切ります。慣れが必要かもしれませんが、やっていると自然とできるようになります。(機種によっては、ファインダーや液晶画面にこのガイドラインを表示してくれるものもあります。)

光をうまく使う

写真を撮影するときに、少し意識してほしいこと。それは光についてです。。

写真と光は切っても切れない関係なのです。Photographyは、直訳すると「写真」ではなく「光画」、つまり「光で画く」という意味なのです。写真の中で、光をどのように使うか、ちょっと気にしてみるといいかもしれません。

難しい説明は省きます。光には3つのタイプがあります。それぞれの特徴はこのようになっています。

順光:被写体にカメラ側から当たる光
色がはっきり出る
明暗がない→ぺたっとした感じ
人物撮影では、まぶしいためしかめっ面になりがち

測光(サイド光):被写体に側面から当たる光
明暗がはっきり→クール、ドラマチックな感じ
力強い印象を与える

逆光:後方から被写体に当たる光
輪郭がはっきり出る
全体が均一に明るくなる
人物撮影では、ふわっと包まれた雰囲気
撮影には、テクニックを要する

出産前

僕はよく逆光で写真を撮ります。一般的に逆光で撮ると暗くなってしまうので(カメラの仕組み上仕方ない)、逆光は避けられがちです。逆光でもそのままきれいに写真に撮るには非常に難しいテクニックが必要なのですが、STEP4で紹介する現像処理の際に、ひと手間加えることで、ふわっとした逆光ならではの写真が出来上がります。

エコドライブ

意外と簡単なプチ・マニュアル撮影にチャレンジ

最後に、一眼レフならぜひカメラ側の設定を見直しましょう。

一眼レフを買っても、全オートで撮影する人は意外と多いのですが、もったいないです。カメラ任せに写真を撮ることは失敗は少ないかもしれませんが、自分の思い通りの写真を意図したとおりに撮るのであれば、マニュアル撮影でないと撮れません。

せっかくの一眼レフなので、ちょっとしたマニュアル撮影にチャレンジしてみましょう!全然難しくないです。

< 絞り優先モードで撮影 >

キャノン EOS 6D モードダイヤル Av撮影

まずは、モードダイヤルで絞り優先撮影を選びましょう(キャノンはAv、ニコンはA)。

絞りはその名の通りレンズ内にある羽の絞りのことを言います。それがぎゅっと絞られるとセンサーに届く光の量が少なくなり、開くと逆に多くなります。

それがどう作用するか簡単に言うと、ボケ具合を選べるってことです。シャッターボタンを半押しすると、オートフォーカスが作動しますが、同時にこの絞りを調整できるようになります。その時に、数値を小さくすればするほどフォーカスされた箇所以外がぼけます

< AFフレームは中央一点固定で >

AF(=オートフォーカス)は初期設定では自動になっていると思います。これはカメラが自動で被写体と思われる個所にフォーカスさせます。このままですと、自分がフォーカスさせたい箇所以外にもフォーカスされてしまいます。

そこで、もっと任意の個所にフォーカスできるように変更します。おすすめなのが中央にフォーカスが合うように設定することです。(設定方法はご自身のカメラの説明書を見てくださいね)

なぜ中央一点がいいのか。それは、自分が撮りたい被写体をど真ん中に持っていきシャッターを半押しすれば必ず自分が狙ったところだけピントが合わせられる、ってことです。この設定があって初めて狙った構図で写真が撮れるようになるのです。(詳しくは構図のコーナーで)

< データはRAWで記録 >

一眼レフカメラで撮影するとファイル形式がJPEGだけではなく、RAWでも記録できます。ぜひこのRAWで記録してください。たいていの場合、RAW+JPEGというように、両方のデータを同時に記録できるようになっていますので、そうしておくとすぐ写真データが必要な時も安心です。

で、そもそもRAWとは。RAW(ロー)とはまさしく英語で「生」という意味ですが、その時の光の情報をすべて記録するデータファイルです。これは、かつてのフィルムのような役割で、RAWデータを現像処理をかけて初めて写真として見ることができます。なぜRAWをお勧めするかというと、STEP4で説明しますが、たとえば逆光で真っ黒になってしまった、きれいな青空だったのに写真ではぜんぜん表現されていない、などなどいろいろ思い通りに撮れなかったことがあると思いますが、そういうのを現像処理ソフトを使えば自分の思い通りに甦らせれるのです。写真撮影時の光情報をすべて記録しているRAWだからできることなのです。

とりあえず、カメラ側の設定はこのくらいにしておきましょう。

それでは、今回のSTEP3そろそろ終わりに近づいてきました。とても長い説明、最後までお付き合いいただきありがとうございます。この1ページに書いたことを実践するだけでこれまで撮ってきた写真とは全く異なる写真が撮れるようになると思います。ぜひお試しあれ。

次がラストステップだよ!

こんにちは。さて、一眼レフ 初心者さんのための「写真を始めるなら」のはなし、ということでSTEP1から続けてきましたが、ついに最終章 STEP4です。STEP4は、写真の現像です。STEP1 失敗しないカメラ選びSTEP2 写真はレンズで決まるSTEP3 これさえ押さえておけば大丈夫!基本の基本の撮影テクニックSTEP4 撮ったら終わりじゃないよ!現像処理をして出来上がる感動写真~ Lightroomのススメ~(←今はココ)番外編:難しいルールはいらない!我が家のアルバム作成のたった5つの簡単ルール番外編2:flickrのススメ:撮った写真は、自動で...

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