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一眼レフ 初心者のための「写真・カメラを始めるなら」のはなし:STEP2 写真はレンズで決まる。

2014年8月16日

焼岳 上高地 登山 写真 カメラ レンズ

こんにちは。

これから写真をはじめたい、という一眼レフ 初心者さんのために贈る、Simplife+の「写真をはじめるなら」のはなし、です。STEP1では、失敗しないカメラ選びということで、購入する際のポイントやオススメのカメラを紹介しました。今回は、レンズについてのお話です。

STEP1 失敗しないカメラ選び
STEP2 写真はレンズで決まる (←今はココ)
STEP3 これさえ押さえておけば大丈夫!基本の基本の撮影テクニック
STEP4 撮ったら終わりじゃないよ!現像処理をして出来上がる感動写真
番外編:難しいルールはいらない!我が家のアルバム作成のたった5つの簡単ルール
番外編2:flickrのススメ:撮った写真は、自動でオンラインバックアップ
番外編3:一眼レフ カメラストラップ 斜めがけするならニンジャストラップとハクバ グリップストラップの組み合わせがオススメです。
番外編4:発表会、運動会、家族旅行、子育て世代におススメなカメラレンズは高倍率ズームレンズです。
番外編5:ボケ味最高!やっぱりレンズは単焦点!
番外編6:一眼レフカメラ用ショルダータイプの カメラバッグ ダントツのおすすめ:TENBA DNA13のすごいところBEST5




一眼レフカメラはレンズが交換できるのです

一眼レフカメラがコンパクトデジタルカメラと大きく違うところはレンズを交換することができる点です。交換できるようになっているということはつまり、撮りたいモノ、人、シーンによって適したレンズがあり、それらをカメラに装着することでより良い写真を撮影できるということです。

よくカメラ本体はズームレンズとセットになって販売されることがあります。なぜズームレンズとセットなんでしょう?それは、ズームレンズ1本持っていれば、とりあえずいろんなものが撮れるからです。でも、撮り始めてみるとあることに気づきます。イメージ通りに撮れない、もっと背景をぼかしたいなどなど。もちろんカメラ本体の設定云々はあるでしょうが、レンズそのものの性能としての限界があります。セットでついてくるズームレンズはあれば便利かもしれませんが、一般的に性能がいいレンズというわけではありません。

せっかくの一眼レフカメラなんだから、レンズもこだわってみませんか?

最初の一本は50㎜ 単焦点が絶対オススメ

写真 カメラ レンズ 50㎜単焦点

「カメラはどれを買えばいいですか?」の質問に次いで多いのが、「レンズはどれを買えばいいですか?」という質問です。もちろんその人が撮りたい写真によって答えが変わってくるのですが、まずもっておいて損はないレンズというのがあります。というより、このレンズはまず体験しておいたほうがいいというレンズです。それが、50㎜ 単焦点です。(ミラーレス一眼の場合は、35㎜ 単焦点)

写真 カメラ レンズ 50㎜単焦点

理由その1
単焦点=めちゃ明るい

これから写真を始める人に”明るいレンズ”といってもピンとこないかもしれませんが、明るいレンズだと背景が非常にきれいにボケます。そして、ほかのレンズでは撮れない暗いところでも撮れることがあります。レンズの明るさは、f値で表記されますが、単焦点の場合、f1.2~f1.8辺りが多いです。セットレンズですとこのf値がf4前後のものが多いのですが、やはりボケないですし、暗いところでの撮影に弱いのです。

理由その2
単焦点=ズームがない=写真を楽しめる!

ズームがあると非常に便利なのですが、ズームがあることによって写真の楽しさが激減してしまいます。STEP3の撮影テクニック編で紹介する予定ですが、被写体との距離や構図などあれこれ考えながらとることが写真の楽しさでもあります。ズームがないことはある意味不便なのかもしれないですが、だからこそ写真の楽しさを味わえる、または写真の腕を上げるために必要なものだと思います。僕も一眼レフを始めたとき、いろんなレンズがほしいのを我慢して、数年間とにかく50㎜単焦点レンズで撮りまくりました。また単焦点レンズでしっかり意図した写真を撮れるようになってから改めてズームレンズを使うと、よりその良さを引き出せるのではないでしょうか。

理由その3
50㎜=どんなシーンでもこなせる優等生

単焦点にもさまざまな焦点距離のものがあります。焦点距離の説明は頭をこんがらせないためにここでは省きますが、風景写真、ポートレート、スナップ写真、それぞれに適した焦点距離がありますし、それぞれで写真の写り方が変わってくるのですが、50㎜はだいたいどれでも自然に撮れるものなのです。

先日、子育て世代には高倍率ズームがいいですよ、っていう記事を書きました。どんなシーンでも活躍する”使える一本”なのです。でも高倍率ズームは使えるレンズなんだけど、いい写真を撮りたいって言ったとき、やっぱりこれは外せないレンズってのがあって、それが「単焦点レンズ」です。一眼レフカメラっていうと、ボケがきれいないい写真が撮れる、というイメージがありますが、ボケがきれいに出るのは、ボケがきれいに出るレンズを使っているからなんです。そのボケがきれいに出るレンズというのが、単焦点レンズなんです。単焦点レ...

オススメの50㎜ 単焦点

SIGMA 50mm F1.4 EX DG HSM
僕が使う50㎜単焦点レンズはSIGMAのものです。とても写りがきれいです。欠点としては、大きくて重いってこと。でもこいつをカメラにつけていると、とっても写真撮ってる気分になれます。各カメラメーカーのマウントに対応したものが発売されています。

Canon EF50mm F1.8 II
また、キャノンユーザー限定になってしまいますが、手軽に50㎜単焦点を味わいたい人におすすめなのが、このレンズ。1万円を切る価格なのに写りがいい!ってことでとても人気があるレンズ。またレンズもコンパクトで軽いので、持ち運びしやすく、女性にもオススメです。

新型は少し価格がアップしてますが、デジタル一眼レフ用に再設計されています。

次の一本は自分がよく撮るものに合わせて

50㎜単焦点である程度写真を撮ることになれてきたら、次は自分がよく撮るものに適したレンズを購入するのがいいのではないでしょうか。

ポートレート: 85㎜前後の単焦点
風景: 高倍率ズーム、広角
モノ・花・虫などの小さいもの: マクロ

ちなみに、僕は登山をするので、山頂でのどこまでも抜けるようなすばらしい景色を収めるために、超広角レンズを買いました。下の写真や一番上の写真もこのレンズのものです。またYamaコーナーで掲載している登山写真の中でダイナミックなものは全てこのレンズによるものです。

白山 登山 超広角レンズ

また、改めてズームレンズを見直してもいいのではないかと思います。ズームレンズにもさまざまな種類がありますが、高倍率のズームレンズを一本持っておくと、どんなものをとることになるかわからない旅行や被写体が遠かったり近かったりする子どもの運動会/発表会などでも大活躍です。

日常の様々なシーンを想定するとそれに合ったレンズをそろえたくなります。しかし、いざどこかに出かけようとすると、その様々なシーンを想定して何本ものレンズを持っていく、というのは考え物です。特に子連れの旅行などでは、子どもの荷物でいっぱいいっぱい、できる限り自分たちの荷物は減らし身軽で行きたいもの。レンズを何本も持っていこうものならその重さゆえにひーこらひーこらいう羽目に。そんなことを考えていると、ではいろんなシーンにも対応できる究極の1本が欲しくなるもの。そこでおススメなのが高倍率ズームレンズで...

子ども 寝つき

これまで50mm単焦点レンズ、28mm~300mm高倍率ズームレンズ、12mm~24mm広角レンズの3本を所有し、写真撮影をしてきましたが、まだ踏み入れていない領域がありました。それが「マクロ」です。実は僕が使っている「TAMRON AF28-300mm F3.5-6.3 XR Di VC LD Aspherical MACRO A20E」はその商品名にMACROとつくだけあって、結構接写ができるんです。300mmのズーム域でそこそこきれいにアップで撮影できることもあり、マクロレンズが必須ということでもなかったんですね。(新型のA010はMACROの文字は消えていますが、最大撮影倍率はほぼ...

レンズはピンキリ!レンズ沼に陥らないように(笑)

レンズは本当に多種多様。レンズのことが少しわかってくると、次から次へと新しいレンズがほしくなります。そして、実際にいろんなレンズを購入してしまうことを「レンズ沼」といいます。いい写真をとることが目的で、レンズを集めることが目的ではありません。レンズ沼陥らないように、自分も含めて気をつけたいところです。

また、いろんなレンズがあるので、どれがいいのだろうと迷ってしまいますが、キャノンユーザーでiPadを持っている人はこんなアプリを入れておくといいかもしれません。撮りたい写真から適したレンズがわかるようになっていますし、いろんな作例が見れるので、このレンズでこんな写真が撮れるんだ!っていう発見があったり、撮影テクニックの解説などもあります。

【iPad専用】EFレンズカタログアプリシリーズ
EF LENS HANDBOOK
http://cweb.canon.jp/ef/info/lens-app/

次は撮影テクニック

さて、カメラもレンズも買った!あとはどんどん撮るぞ~と行きたいところですが、その前にちょっとだけ知っておくといいテクニックや知識があります。ぜひSTEP3も読んでくださいね。

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