日記

和傘と日本文化とそこに潜む影

2013年1月11日

和傘 轆轤 エゴノキ 

日本が誇る伝統文化、伝統工芸の数々。
人はその美しさに触れたとき、感動し、やっぱり日本はいいなぁと感じます。
人はその技術レベルの高さに触れたとき、その職人さんを尊びます。
そして、守りたい、残したいと思います。

一方で、表に見える部分しか見ていないこともあり、
その文化、工芸を影で支える部分のところはついつい見落としがちです。
僕自身もそうです。

岐阜と和傘。

全国の和傘生産を支えているのはこの岐阜だということ。
そして、その根っこの部分が今、途絶えようとしていること。
竹の骨組みをつなぐ轆轤(ろくろ)というパーツがあります。
そのパーツを作れるのは広い全国見渡しても岐南町の木工所1箇所しかありません。
そして、轆轤の材料となるエゴノキを採取し、
その木工所に納めていた方が昨年亡くなりました。
つまり、全国の和傘生産がストップしそうなところまで来ています。

和傘なんて普段使わないし、、、、

そんな声が聞こえてきそうですが、
歌舞伎や日本舞踊、伊勢神宮などでの式典などにも和傘が使われています。
それらの存続にも関わってくることなんです。

森林文化アカデミーの同僚がこの問題に取り組み始めたことで、
僕自身も、そしてほかの多くの人もその問題を知ることができ、
具体的な問題解決に向けて動けるようになりました。

エゴノキ採取イベントを行います。

ぜひ下のリンクから詳細資料をダウンロードしてご覧いただき、
お時間ありましたらこのイベントに参加いただきたいと思います。
参加する場合は、森林文化アカデミー 准教授 久津輪まで連絡ください。

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1月14日(月・祝)9:00~16:00
集合:美濃市片知1968 板山集会場
持参品:弁当、水筒、長靴(山歩き用の靴)、軍手、防寒具、雨合羽、手ノコ(お持ちの方のみ)、チェンソー(お持ちの方のみ)
詳細はこちらからダウンロードしてください:http://goo.gl/403v8
人数把握のため、参加ご希望の方は久津輪までメールまたは電話にてご連絡ください。mkutsuwa@forest.ac.jp 090-8488-3341

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