日記

工房を閉めるという決断

2012年1月30日

工房を閉める

>タイトルにあるとおり、
Simplife+の工房は、3月いっぱいを持ちまして閉めることになりました。
昨年10月に独立開業したばかりなので、えっ?って思う方も多いと思います。
そういう話なった理由を書きたいと思います。

まず、なぜ?という質問にズバリと答えると、
4月から岐阜県立森林文化アカデミーという学校で
木工の講師としてフルタイムで採用されることになったためです。
県立の学校の先生なので、個人事業としてやっている今の工房は閉めなければいけません。

では、なぜアカデミーの教員になることになったのかをお話しします。

僕が木工という道を選んだのは、
木工を始めとする木の文化を通してまちづくりがしたいと思ったからです。

町を元気にしたい、盛り上げたい、もっともっと岐阜のいいところを掘り下げて
もっともっとその良さをたくさんの人に知ってもらいたい、という気持ちがありました。
それと同時に、環境問題への意識も強くあり、
岐阜県は森林が多いので、
この貴重な資源を有効に生かしていきたいという気持ちもありました。
この2つの思いが漠然とした中で組み合わさって、木工の道へ進めたんだと思います。

森林たくみ塾を卒業し、岐阜市へ戻り独立準備をしていた頃も、
どういうふうに岐阜のまちづくりと関わっていけばいいのかということを考えていました。
そして、独立した同じタイミングで、
森林文化アカデミーが木工教員を公募していると知ったのです。

以前も書きましたが、森林文化アカデミーというところは、
林業、木造建築、木工、里山づくりなど木にまつわるあらゆることを教えている学校です。
そして、地域づくりにも様々な形で取り組んでいます。
そういう意味で、僕の目指しているものと一致するところが多かったため、
独立したばかりだけど、ここで可能性を探るのもいいのかもしれないと考えたわけです。

ただ、知識も経験も非常に浅いので、難しいだろうなぁと思っていました。
が、書類審査、プレゼン、面接の結果、運良く?!12月末に内定をいただきました。

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という訳で、4月からは講師という立場で木工に関わっていく事になりました。

また、これも近日中に発表しますが、あるプロジェクトを進行中で、
3月いっぱいまでその製作の予定があります。
そのため、新規で注文をお受けすることが現在できません。
もし、オーダーしようか検討中のお客様がいたら、大変ご迷惑をおかけしてしまいます。
万が一、現在オーダー検討中の方がいましたら、
一度Contactのページよりご連絡ください。

とはいえ、せっかく広い工房もあり、木工機械もそろっているので、
もったいない話ではあります。
ですので、4月以降は週末自宅木工をしながら、活用方法を探っていきたいと思います。
また、Simplife+という空間は、
僕達家族を表す場所でもあり、嫁ブログを見てくださっている方もたくさんいます。
そのため、ブログなどは継続して続けていきたいと思います。

以上、長くなりましたが、
より多くの知識とより深い経験を蓄えて、
改めてまちづくり、地域づくりに関わっていけるよう精進していきたいと思います。

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