写真のもとは違うのですが、
今、工房で担当しているのが積木。
1000個近い数を作っているのですが、
それだけの数をやっていると、最初のミスが大きく跳ね返ってきます。
今日は、積木の面取りをしていたのですが、
仕様で決められている面の幅に対し、
0.1mm、0.2mmほど小さくとってしまっていたのです。
9割5分終わったあたりで、面が小さいからすべてやり直せと指示され、
ほぼ一日かけてやってきた作業を一からやり直し。
最初のセッティングのミスが大きく跳ね返ってきました。
とにかく、急がなくては、との思いで、スピードを上げ一心不乱に作業していた時、
注意がそれ、一瞬の気の緩みで怪我をしてしまいました。
高速回転しているのこぎりの刃に指が触れたのです。
幸い、積木の面を取るセッティングで刃自体もそんなに露出していなかったため、
指の先のほんの少し切った程度だったのですが、
もしこれががっつり刃を出してやる作業だったら、と思うとぞっとします。
木工の世界ではこの0.1mmで善し悪しが決まる事が多々あり、
ほとんどが感覚に依存します。
それが奥深さであり面白さでもあるのですが、
一瞬の気の緩みで大けがをするという怖い世界です。
今回は軽傷ですみましたが、
いろんな意味で我に返った出来事でした。