家具職人になる 日記

0.1秒の違い

2010年3月3日

焼印の0.1秒

オークヴィレッジの人気商品、寄木の積木はいろんな種類の木を使っていて、
それぞれのパーツが何の木かわかるように、ひらがなで焼印がしてあります。
無塗装なので、子供は目で見て、肌で触れて、匂いを嗅いで、
その違いを感じ、そしてその木の名前を覚えることができるのです。

今日はその焼印をひたすら押していたのですが、
これはほんと難しいんですね。慣れてしまえばいいんですが、
最初のうちは、色の濃さ、文字の太さが定まりません。

木地色の違いや、斑とよばれる木の模様だったり、木そのものの温度であったり、
同じ木でも1個1個、個性があるため、押し加減や時間を瞬時に調整します。

家にあるSimplife+の焼印とは違い、
工房のものは温度も高く一瞬の違いで大きく見栄えが変わります。

それでも、この積木を買った子はこれで何をつくるんだろうなぁと
想像の世界に浸りながら、押し続けるのでした。

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