家具職人になる 日記

花をみて想うこと

2010年5月21日

ブルーベリーの花

ブルーベリーの花が咲いています。
白くて、小さくて、とてもかわいい可憐な花です。

この小さな花たちを咲かせるために、
ブルーベリーはどれくらいのエネルギーを注ぎ込んでいるんでしょうか。

全身全霊をこの花たちに捧げ、必死に生きようとしている、
そう感じます。

実は、もう一株ブルーベリーがあるのですが、
そちらは、剪定のタイミングが遅く、
すでに蕾を一生懸命に膨らませていたころの3月初旬でした。
でも若い木なので、今は大きく成長させるために、蕾の枝は切り落としました。
ありったけのエネルギーをその蕾たちに注いでいたんだと思います。
そのブルーベリーは、一気に元気がなくなりました。
もしかしたらこいつは枯れてしまうんじゃないか、と思ったりしましたが、
今は必死で葉っぱを出そうと、成長は非常に遅いのですが、
残ったエネルギーを使って、少しずつ少しずつ葉の蕾を膨らませています。
もう1か月以上かかっていますが、必死に生きようとしているのがわかります。

花を咲かせるというのは、
植物にとってはとてつもないエネルギーを費やすもの。
必死で命をつなごうという姿です。

花を見て、キレイ、と人は言います。
そこからさらに踏み込んで、その花の生きる力を感じたいと思います。
道端のたんぽぽでも、心なごませる藤の花でも、雫にひかるアジサイも、
必死に生きている姿がそこにあります。

最近、思うことがあります。
僕らの暮らしは、あまりにも境界線が多くないかということ。
いろんなものを分け過ぎていないかということ。

山や川へ行くのに、あれこれ服やシューズやアイテムそろえて、
さぁ、私はこれから自然へ突入します、といった身構えとか。

うまく表現できないけど、
人間と自然の間に目に見えない、でも確かに存在する境界線。
もっと身近なものであるはず。もっとうまく付き合っていたはず。
そんな思いが最近ふつふつとあります。

おっと、思いがけず、話がそれて、しかも長々書いてしまいました。

おすすめ関連記事

-家具職人になる, 日記

Copyright© Simplife+ , 2024 All Rights Reserved.