16日に無事退院した嫁とベビー。
次の日に出生届を市役所に提出してきました。
僕たちの最初の子供の名前は「朔汰(さくた)」です。
名前自体は、結婚する前から決めていたので(笑)、
おなかの中にいる時から「さくたー、さくたー」と呼び掛けていました。
「朔」とは、月の満ち欠けのなかの一番最初の段階、
地球上から全く見えなくなる現象のことを言います。
一般的に新月のことです。
僕らの最初の子供であり、
いずれ満月のように光り輝き、まっくらな夜でも明かりを灯してほしい、
という願いから「朔」という字をつけました。
「汰」は太く生きるということですが、
さんずいの汰を使ったのは、
水のようにあってほしいという想いからです。
老子の言葉に「上善如水」という思想があります。
もっとも理想的な生き方とは水のようにあること、という意味です。
万物に利を与えながらも自ら驕ることをせず、
また上へ上へあがろうとせず、ただゆったりと柔軟に流れに沿っていき、
いずれは海という偉大な存在になる水の姿が、理想というのです。
そういった想いから、「汰」という字をつけました。
「朔汰」
名前とは不思議なモノです。
親が勝手につけた名前が、いろんな人にそう呼ばれ、
本人自身もいずれ自分は「朔汰」ということを認識するようになります。
完全なる親のエゴなんですけどね。責任重大です。
いろんな思いはありますが、
ただただのびのびと育ってほしいなぁと願っています。