家具職人になる 日記

人のぬくもりある暮らし方を。

2011年5月1日

シクラメン

今朝、新聞にいたく心に残るインタビューがありました。
その時の感想を、ツイッターでつぶやいたのですが、
自分自身の思いの記録として、ブログにも残しておこうと思います。

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今朝の新聞で、作家の森まゆみさんのインタビューが印象的でした。
消費者は、生産者と切り離されて、
生産する側のことはあまり考えなくなってきました。
モノでも
食べ物でもただの「商品」としてとらえるから、
簡単に捨ててしまったり、何か問題があると、買わないという選択を
簡単にしてしまいます。

消費者至上主義とでも言うんですかね。
「お客様は神様」という考えは一方ではもちろんあるけれど、
消費者からみれば、「つくってくれてありがとう」という

生産者に対する感謝・敬意というのはあるべきだと思います。
どちらか一方が偉いというのではなく、
お互いが対等で感謝し合える関係が理想ですね。

そういう意味では、
作り手と使い手が顔を知っている、顔が見える関係というのは、
非常に大切な条件なんだと思います。
あまりにも複雑化されたこの社会でも、
結局人は、人とつながりたい。
数字やコード化された情報ではなく、
人のぬくもりに触れたい、人の笑顔に触れたい、と感じているんです。

震災後の日本は、たとえ都会であっても、
昔のようなあったかい地域社会を基盤とした暮らしに
戻っていくじゃないかなぁ、と思います。
少なからず、僕はそういう暮らし方をしていきたいと思います。

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