家具職人になる 日記

デスクをつくるということ

2010年11月24日

親父へ

僕は7月入塾のため、卒業はまだ半年以上ありますが、
4月入塾の人たちは、のこり4か月未満。
そろそろ卒業課題製作にとりかかる時期に来ています。
といいつつ、僕ら遅い組も一緒に卒業製作にとりかかります。

僕は、前からデスクをつくると決めていました。
親父に贈るデスクです。

僕が普段使っているデスクは、高校時代、親父からもらったものです。
親父が高校、大学の時から使っていたデスクだそうです。
年季が入っておりキズだらけですが、作りはしっかりしており、
まだまだ現役のものです。

僕が会社を辞める時、家具職人になると言った時、
一番反対したのは親父でした。
親父の言い分は十分理解できるものでしたが、
僕は自分の意思を貫きとおしました。
親父には大変悲しい思いをさせたと思っています。

しかし、今では、僕が選んだ道を応援してくれています。
全てを理解してくれてるわけではありませんが、
僕の挑戦を後押ししてくれます。

以前、「こんなのがほしいんやぁ」と雑誌の写真を見せてきました。
それは立派な書斎でした。

今でも、あのまま会社にいてくれたらと思うこともあると思いますし、
僕がやろうとしていることに半信半疑のところもあると思います。
言葉をどれだけ積み重ねても、伝わらないものがあるからこそ、
僕は、デスクを作るんです。

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