家具職人になる 日記

やっとのことで、できました。

2010年6月24日

大型特注デスク

これを担当し始めて3か月ほど。
いろいろ仕様が変更になったりして、手がつけれず、
実質3か月もかかってないんだけど、
それでも6月末になって、やっとこさ、終わりました。

全部で3つの特注家具です。
食器棚、収納棚、そして、デスク。
(写真は完成したデスクに群がる初級生^^)

どれも大きく、どれも難しく、どれも初めてで、
ワクワクしながら作って、ビクビクしながらミスして、
ちょっとずつちょっとずつ形になっていき、
少しずつ完成形に近づくにつれ、自分の成長を実感し、
なんだかんだでとても充実していたこの数カ月。

学ぶことは多く、そして重く、
今このタイミングでこの家具を担当できたことを嬉しく思います。

小さなことから、大きなことまで、
得たものは多いですが、
一番は、製作する過程で、どれだけ完成形をイメージできているか、
どんな構造になっているか、どんな形になっているかを
しっかり頭の中で理解していることの大事さ。
それがなければ、一つ一つの工程を一本の線としてつなげられず、
その先にゴールはないということ。

美しく、綺麗で、スムーズな線を引く。
美しい作業から、美しい加工をして、美しい品物を作る。
そのためには、完成形をしっかり頭の中で持っていて、
そこから逆算してどんな工程があるのかを整理できることがとても重要なんです。

うまくいくこともあるし、ミスすることもあります。
時にはやり直すこともあります。
そこには学ぶ要素がちりばめられています。
そのピカピカ光って散らばっている学びの基を一つ一つ拾い集めてきた3か月。
とても、いい経験になったと思います。

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