普段手にしている木材は、もちろん硬くて、
肌触りも、材種によって違うものの、どれもが木らしいがちっとした感じです。
そんな木が、目の前でぐにゃっといとも簡単に曲がってしまいました。
今日の講義は「曲げ木」。
家具づくりでは一般的になったこの曲げ木の技術。
イスの背もたれなど、湾曲している部分は、削りだしのものもありますが、
曲げ木加工されているものもたくさんあります。
そんな、木を曲げるという技術を実際に見ることができました。
高温んで蒸した木材を、専用の冶具に固定し、型をはめたプレス機でプレスします。
するとぐにゃりと曲がってしまうのです。
かったい木が、こんなにいとも簡単に曲がるとは。
木工は本当に奥が深い。
この曲げ木の技術は歴史が長いわけですが、
最近の圧縮技術のように、
まだまだこれから新しい技術、トレンドが出てきて、
新しい木工が生まれていくんだと思います。
止まることのないこの動きの中で、常に、貪欲に行きたいと思うのでした。