家具職人になる 日記

当たり前のことを

2010年11月4日

僕が通っている森林たくみ塾は、2年間で家具職人を養成するところです。

毎日朝8時から夕方5時まで、実際に商品となる木工製品や家具を作り、
その実習が終わってからは、各自道具のメンテや課題製作、
または個人の作品作りなどの時間として使います。
週に2度ほど講座があり、木工についての幅広い知識・技術を学べます。

とはいうものの、ここに通えば家具職人になれるわけでもありません。
結局は生徒のやる気次第なんです。
意識の持ち方で、この2年間の結果は大きく変わってくるんです。

家具業界、木工業界が変わりゆく中、たくみ塾も変わらなければいけません。
そして、塾生も変わらなければいけません。

しかし、以前ブログにも書きましたが、やっぱり生徒の生ぬる感は否めません。
10月の初め、同期を集め、もっとまじめに取り組まなければいけないという話しあいをしました。
そして、出来るところからと、出ている課題を10月いっぱいに終わらせるとみんなできめました。
先生にもそのことを話し、作品のプレゼンを11月4日と定めました。

しかし、出来たのは10人中僕を含め2人だけでした。
しかも、なんとか間に合わせたかったけど、どうしても無理だった、というレベルでもなく、
ほとんどの人が製作工程の序盤だったのです。

この現実が本当に情けなかったです。
みんなで決めたことを実行できない、
先生に約束したことを守れない。
当たり前のことを、当たり前にできない。
じゃあ、なにができるんでしょうか。

心のうちで煮えたぎる苛立ちを噴火させても事が悪化するだけなので、
感情を抑えてみんなに話をしました。

いち生徒の僕みたいな人間が偉そうに言うのも気が引ける思いもありましたが、
今のままではいけないし、誰かが言わなきゃいけないことだと思ってます。
どれだけ伝わったのかわかりませんが、
少しでも自分自身を見つめ直しこれからの日々につなげてもらえることを期待したいです。

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