家具職人になる 日記

壁は乗り越えるか、ぶち壊すか

2010年8月19日

樺

8月に入ってからは、杢流小抽斗という高級小物家具を担当しています。
(写真のモノとは違います)

その加工はどれも今までやってきたことのあるものばかりで、
これまでは順調に進んでいましたが、
昨日から始まった組み立ててかなり挫折感を味わっています。

もちろんそれまでの加工では一つ一つを精度よくやってきたはずですが、
今回の組み立てでは、
なかなか矩(カネ)がこないのです。
(木工では直角を矩(カネ)といいます。
 直角になっているか確認することを、矩をみる、といい
 直角になっていることを、矩がくる、矩がきている、といいます)

この夏のあついなか、ボンドの乾きは早いため、スピーディな動きが要求されるし、
連日の高い気温と湿度で木が反っていたりして、
実際組んでみると考えられないような状態になったりします。
それを、いろんな角度からプレスして修正していくのですが、
その修正もセオリー通りにいかないのです。

文才がないため、文章ではなかなか表現できませんが、
とにかく、一つの壁にぶち当たっています。
経験があれば、臨機応変に対応できると思うのですが、
高速回転で頭を動かしても、どう対応すればいいかわからないときは、
もう体が動かなくなってしまいます。

だからもっと基礎を。だからもっと経験を。

そこに壁があれば、乗り越えるか、ぶち破るか、どちらかです。
目指すところはもっと上。
自分の非力さなんて毎日痛感していますが、
とにかく明日も続く組み立てをひたむき、がむしゃらにやるのみです。

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