木工

子どもたちに森が奏でる音を。岡山県西粟倉村にある”mori no oto”の工房を訪ねました。

mori no oto 石川照男 西粟倉村

現在かかわっているプロジェクトの一環で先日、岡山県西粟倉村に行ってきました。その視察先のひとつ、"mori no oto"さんの工房を訪ねました。

mori no oto はそのまま森の音。見た目もかわいらしい誰でも簡単に楽しめる楽器を作っています。

いったいどんな人が作っているんだろう?どんなところでつくっているんだろう?と以前から気になっていました。今回は、mori no oto 代表の石川照男さんにおはなしをきくことができました。

「100年の森林構想」の岡山県西粟倉村 廃校の元理科室

西粟倉村といえば林業業界、地方創生、まちづくりなどの分野の人は知らない人はいない今やとても有名な岡山県にある小さな村です。人口たった1500人で面積の9割以上が人工林という村に全国から移住者が殺到しています。4年前に行ったときは移住者が50名と言っていましたが、今回聞いたら250名だそうです。現在空き家がなくなり、移住者のために新築のアパートを建て始めているというから、それはそれはすごいことです。(岡山県の小さな村がなぜそのような活気があるのかはググればたくさん情報は見つかるので気になる人は調べてください。)

mori no oto 石川照男 西粟倉村

100年の森林構想を掲げた村に、林業を軸に産業が活気づき、木材産業や木工業の会社も生まれてきました。そんな村の中心となる場所に旧影石小学校の廃校舎があります。そこにはいくつかの会社や作家が入居していますが、そのひとつに「mori no oto」さんがいます。

本校舎から渡り廊下でつながった離れ。その一室の元理科室に工房がありました。

mori no otoは石川照男さんそのもの。

mori no oto 石川照男 西粟倉村

mori no otoの代表 石川照男さん。その理科室についたときはギターを片手に他の来客と楽しそうにお話をしていました。

写真が真剣な表情のものしかなかったのですが、すごくニコニコされていて、笑顔が素敵な方でした。

mori no oto 石川照男 西粟倉村

石川さんはmori no otoを始める前は、家電メーカーのデザイナーとして仕事をされていました。両親は音楽を仕事としていたそうですが、自身も学生時代にバンドを組んで音楽活動をされていたそうです。しかし親から音楽は苦労するからと言われ、デザインの道に進み、プロダクトデザイナーとしてお仕事をされてきた経緯があります。

mori no oto 石川照男 西粟倉村

58歳の時に早期退職をされ、再び楽器に触れ、そしてあるきっかけから楽器作りにも挑戦することになりましたが、もっと”子どもでも気軽に楽しめる楽器”ということでかわいらしくそして簡単に音を楽しめる楽器のmori no otoが始まりました。

mori no oto 石川照男 西粟倉村

もともとは大阪の貸工房(家具町工房)で制作活動をされていましたが、61歳の時に西粟倉村に移住したそうです。しかも、最初の3年は地域おこし協力隊として障碍者支援施設のスタッフとして働きながら工房立ち上げの準備をされたということですからすごいことです。

石川さんが生み出す音

mori no oto 石川照男 西粟倉村

そんな石川さん、本当に音楽が好きなんでしょう。

それも気軽に音が出せて、だれでも楽しめる楽器で奏でる音楽。子供も大人も笑顔になれる音。

石川さんが演奏する様子を見ると一気に引き込まれますね。

これは石川さんだから生み出せる楽器であり、生み出せる音なんだなぁとしみじみ感じました。

現在は、工房での楽器作りもやりつつ、全国各地でワークショップも開催しているそうです。子どもたちと楽器を作ってみんな一緒に演奏する。それが本当にたのしいんだとか。

森から音をつむぐ、、一貫した世界観

森の中で大木が倒れる。そこから生まれる音。そしてそこに群がり遊ぶ子供たち。

大事にしているのはそんな世界観だそうです。

mori no otoが生み出す楽器の数々はとてもかわいく、そして簡単。

自然と人を「優しい音色」でつなぎ、あたたかい情景を生み出します。

mori no oto
〒707-0503 岡山県英田郡西栗倉村影石895番地
Tel.090-6738-5224
http://mori-no-oto.com/

↓石川さんが紹介された暮らしの手帖89号

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