秋田から持ち帰ってきたイタヤ細工の数々。
かご、コースター、イタヤ馬、イタヤ狐たち。
イタヤ細工がどんなものかは、
このようにしっかり書かれているページもあるので、ここでは説明はしませんが、
とにかく、イタヤカエデの白い美しさが何とも言えない、民芸品です。
職人の本庄あずささんにお話を伺いましたが、
この世界に飛び込んだ頃は、女性は歓迎されなかったそうです。
というのも、材料を入手するには山仕事をこなさないといけないし、
木を割って、裂いていく力仕事、
さらにはあぐらをかいで作業をするため、女性には向かないとされていました。
それでも、てきぱきときれいに編み込んでいく手仕事はつい見惚れてしまいました。
最近は、職人さんの高齢化やいい材料がなかったり、
刃物屋の廃業で慣れ親しんだ刃物が手に入らないなど
なかなか厳しいとおっしゃっていました。
並んでいるかごやバッグ、どれも美しいものばかり。
最近は、支持してくれる女性が増えているとの話。
イタヤ細工は、とにかく丈夫なんだそうです。
古くからかご屋を営むおばあちゃんは、
「あれはいいもんだ!絶対こわれねー!」とおっしゃってました。
一生ものだそうです。
伝統を受け継ぎ、未来へつないでいく若い職人さん。
頼もしい限りですが、もっと広がることを願うばかりです。