木工

グリーンウッドワークの椅子作り

2012年8月10日

グリーンウッドワーク

アカデミーは夏休みになりましたが、
学生の希望者は8/3~10の期間でグリーンウッドワークの椅子作りをしました。
(僕も参加させてもらいました)

グリーンウッドワーク。
それは、乾燥されていない生の木を使って、すべて人力で加工する木工で、
ヨーロッパ、アメリカ、日本など、かつてはどこでも行われていたやり方です。
しかし、電気が普及し、機械化され、産業化され、次第に忘れ去られていったものです。

そのグリーンウッドワークは、今、新たな脚光を浴びています。
電気を使わずに丸太を割って、木を切って、削って、時には曲げて、
スプーンや器やイスなどなど、いろんなものができます。
かつての技術は、今斬新で、クリーンで、
しかも一般の人にも親しみやすい側面も持っています。

アカデミーの久津輪先生は、日本のグリーンウッドワークの第一人者。
その久津輪先生に、1週間みっちりグリーンウッドワークの椅子作りを教えて頂きました。

炎天下の中、
丸太を切って割ることから始まった椅子作り。
前脚、後脚、貫など一本一本削っていきます。
後脚や背板は蒸され、曲げられ、だんだんと形になっていきます。
穴を開け、前脚と後脚が貫で繋がります。ボンドは使いません。
でも人がぶら下がれるほど頑丈なんです。
そして、また穴を開け、側同士が繋がり、椅子の形となりました。

すべて人力。
ほんとすごい。ほんとに椅子ができてしまいました!

木の素晴らしさを、木工の楽しさと奥深さを再発見した1週間でした。

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