日記

WTOドーハラウンド 先が読めません

2008年7月29日

出張中は新聞を隅々まで読めるので嬉しいです。
最近、非常に熱いのがWTO(世界貿易機構)の
ドーハラウンド(新多角的貿易交渉)です。

今後の国際貿易で各国の関税をどうしましょうかっていう交渉を実は2001年から続けているらしい。
目的は貿易の障壁を取り除くことなんですが、各国の意見がまったく折り合いつかず、決裂を繰り返してきたそう。

たとえば、日本に関しては、国内の農業を保護するために、ものすごい関税を農産物に課してるんだけど、税率をさげろさげろ!と外国の方々攻めてきてるんですね。もちろんそんなことしたら、日本の農家は外国からの安い農産物に太刀打ちできず、やっていけなくなります。

特別にこういった高関税率をかけてもいいですよっていう品目を日本は8%死守したかったのですが、それを主張すると、日本が孤立する可能性大なので、今回WTOのラミー事務局長が示した合意案の6%になくなく妥協しようとしています。

この2%でも25品目ほどあります。つまりこの25品目に関しては、農家はやっていけなくなるわけです。

しかし、決裂に決裂を重ねてきたこのド-ハラウンド。
今回の協議も決裂しそうになったところ、ラミー事務局長が新たに合意案を提示。

これで決着をつけたいと、各国が主張を控え、妥協に妥協を重ねて同調してたのに、中国が異を唱えてしまった。。。

そして、呼応するように他の発展途上国を味方につけてインドも。

いったいどうなってしまうの??
このドーハラウンドを読んでいると、
世界経済が見えてきます。

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