上手にぬりえをする長男。黙々と打ち込む姿についつい感動しちゃいます。
感動といえば、先日の出来事で、もうスゴイ!としか言いようのないことがあったのでそのことを書きたいと思います。
長男と二人でラーメン屋へ
先日、長男と二人で外食したときのことです。その日は、夕方ごろ長男はお昼寝をしていたのですが、理由があって、僕と2人で出かけることになってました。で寝たまま車に乗せ出発したのです。
用事を済ませた時にはあたりは暗く、外でご飯を済ませてきて、という嫁の意見もあったので2人でラーメン屋さんに行きました。店内は何人かの客がいて、僕らは2人用のテーブル席につきました。
ラーメンを頼んで二人で食べ始めたころ、長男がぴたっと食べるのをやめ、少しもじもじしているようでした。僕はその様子には気がついたのですが、普段来ないラーメン屋だから落ち着かないのかな、というぐらいにしか考えていませんでした。すると長男が、「漏らしちゃった」とぼそっと言いました。
僕は瞬時に「しまった!」と思いましたが時すでに遅し。床にはおしっこがたまっていました。確かに昼寝前からトイレに行ってなかったのである程度我慢していたはず。もじもじしている姿を見てトイレを気にしてあげなかったことを深く後悔。
とはいえ漏れてしまったものはしょうがない、すぐ厨房のほうにいるお店の人のところに行き、状況を伝えました。
するとその男性店員は「はい、わかりました」というだけです。
特に何も行動を起こさないので、「すみません、なにか掃除するもの貸してください」というと、今度は無言で”落ち着いて”というジェスチャーをしてきたのです。
その時、はっとしました。
そういうことか、と思い、席に戻り、長男にそのまま食べるように言いました。僕もにこにこしながら「おいしいね」といいながら食べ続けました。長男も僕の様子に安心したのか、残りのラーメンを全部食べました。
そして、長男のパンツやズボンはもちろんびしょびしょだけど、そのままお会計して店を後にしました。もちろん、店員さんに猛烈に感謝をしながら。
店員さんの神のような対応
もし、お漏らしを伝えた時店員が、「あ、そうですか、すぐ掃除します」といったような対応をとっていたら、まず周りにいたお客さんたちは僕らを見て、「あーあの子お漏らししちゃったんだ」って思うだろうし、中には声に出していう人もいたかもしれません。
長男はそれによってものすごい嫌な思いをするし、ラーメンなんて喉を通らなくなるでしょう。最悪の場合、トラウマになってしまい、ラーメン屋に行くことも嫌がるようになってしまったかもしれません。
でもあの男性店員の対応は全く違いました。
そのおかげで、他のお客さんには気づかれることもなく、長男は最後までラーメンを食べることができました。お漏らしをしちゃったのは事実、だからやってしまった感はあるけれども、怒られたりすることも、周りから何かされる・言われることもないので嫌な思いはしません。
いつ思い返してもあの対応は「神」だ、と思います。40代ぐらいのおじさん店員だったけど、すごいなぁ。
そんな、話を帰ってから嫁にしたら、「わたしだったらその店員さんの意図を理解できずに、慌ててしまってたかもしれない。」と、とっさにその意図を理解した僕も褒められました。えっへん。